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2014年11月11日 (火)

TRX850とかMT-07/09とか

パラツインながら270°クランク構成で90°Vツインと同じ爆発間隔持つ。スチール製のトラスフレームで1996年当時のドカに雰囲気が似ている。キャブレターはダウンドラフトタイプ。足周りはフロントが正立フォーク、リアがリンク式モノクロスで非常にコンベンショナルな作り。80PS程で車重も軽く、公道での走行性は極めて高い。デビュー当時、岡山国際サーキットのモトルネッサンスで平選手がTRXでブッ千切りの走りを見せたのが印象深いモデル。
自身、SV650Sを購入の際、最後迄迷った対立候補のバイク。

今なら、MT-07が同系の構成。MT-07の上位に三気筒のMT-09もある。
新MTシリーズ、非常に野心的な設計。リアサスをクランクケース留めにしたり、リアサスを水平配置にしたり、今時の複合的な設計が随所に見られる。MT-07はTRX、MT-09はGX/XSの750/850を思い出させるモデルだ。両車ともトルクフルなエンジンと前後にコンパクトな車体で公道では非常に活発に走りそう。MT-07というとVツインライクなモデルであり、それならスズキのグラディウスという選択が捨てがたく、個人的にはグラディウス優勢な印象。しかし、MT-09は非常に個性的で魅力に溢れる。三気筒=ヤマハという古くさい先入観のためかもしれないが、これは良い。
但し、、、個人的には、活発に走らせるバイクで並列エンジンは選ばないと決めているから選ばない。

過去の並列エンジン車、殆ど全てバンク角不足、、、そういう印象が強く、バンク角を稼ぐ車体は腰高感が顕著過ぎるから。時代が違うから気にする必要無いかも知れないが、やはり足下のスリムさは自分的には大事にしたいポイント。Vツインのモデルは、足下がスリムなためにバンク角を確保しながら重心が低めという構成が魅力。それがフルバンク時の安定感というか安心感を感じる。これ、同じヤマハのXZ400/550で得た感覚。目一杯寝かせてステップが半分削れて無くなっても安心という感覚、バンク角で50°レベルでも安心なのである。この感覚はSVでも味わえる感覚。4サイクルのモデルでは、アクセルオンオフでの偶力を感じる事が多いけど、Vツインならではの安心感は捨てがたい。爆発間隔だけでなく、小さなジャイロ+深いバンク角+低重心というのは、Vツインならではの世界だ。
ということで、MTシリーズ、悪くないけどチョット違う。

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