親の老化予防
自身の親も高齢になってくると、色々心配。
特に、親世代は、仕事一筋であり、定年退職というのは、やる事がなくなると、一気にヤバイ、、、、そう考えていた。
そんな親だが、自分の親は、定年前に起業化して独立している。独立してから十数年程は、積極的な活動をしていたようだが、流石に70歳の時点で、引退を決意したようで、起業した起業からも身を退いた。今の時代、70歳というのは、まだまだ大丈夫という気がするけど、そのまま何もしなくなるとヤバイか?と考えたのが十年弱前である。
で、十年前からは、自分一人で何かさせる事は出来ないか?と考えて、自身の工業系の技術を元に、安定した大企業相手に新製品を売買させる商社的な仕事を斡旋し、それを業務とする企業を起業化させてみた。
単純に、既存の製品を扱うのではなく、全く新しい技術による全く新しい機能を提供する技術を授ける商品であり、その商売には、製造元の開拓、技術的な打ち合わせ、顧客への技術説明が必要で、相応の知識が必要。更に、担当者レベルの話も複雑かつ専門的、更に、商社的な活動となると、様々な数字と日々接しなければならない。
勿論、この仕事が軌道に乗らなければ暇だろうが、最近はそれなりに忙しいようで、結構、忙しなく動いているようだ。認知症等なってもらうのは困るので、仕事人間だったオヤジに如何に生き甲斐を与えて、それをネタに会話して、しっかりして貰うか?というのが大きな問題。80歳を越えると、流石に次の事も考えて、どうすべきか?を考えなければならないが、自分的には、自分の親への対応というのは、極力、人と接し、色んな事を考えて、更に技術的な事から金銭的な事を含めて数字に常に接するようにさせて、自身を保たせるというのがベストと考えている。恐らく、年金的には、自分ら世代よりは遙かに恵まれているだろうが、それとは別に、自身の行動で幾らか稼ぐ事が出来れば、それも生きる上での張り合いになると思うので、今の方法を選んでいる。
今の時代、高齢化社会の進行に合わせて、介護、認知症、、、といった様々な問題があるようだが、自分の対応は、退職後に生活をガラッと変えるのではなく、退職後も同じ思考回路を活用して効率的な活動が出来るようにする事だ。そうすることで、衰える能力を予防的に衰えさせないように、衰え方を緩やかにする事。そう思い十年が経過したが、取り敢えず、今のところは元気に過ごしているようだ。出来れば、あと十年は、そういう風に過ごして貰いたいモノである。極力、持てる能力がある内は、それを最大限活用させて頑張って貰いたい。
まぁ、自分の老後は、仕事的な事より、遊びの部分でやりたい事が沢山あるので、別の生き方をするだろうが、流石に親世代は、遊び方が下手くそだろうから、ずっと働いて貰うのが一番だ。
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