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2015年3月17日 (火)

理想のハンドル

スポーツサイクルのハンドル形状というとドロップハンドル。これが相場だ。
そして、ブレーキはデュアルコントロールレバーが一つの完成形となっている。このデュアルコントロールレバーは、ブレーキ操作とシフティング操作が握り変え無しで行えるのがメリット。
確かに、一つの完成形ではある。
しかし、前傾姿勢前提の自転車であり、それ以外の自転車にベストとは言い難い。

一般的な自転車はどう?って考えると、フラットバーにグリップシフター、或いは、レバー式のシフターが殆ど。
しかし、このフラットバーが扱いやすいか?というと、必ずしもそうではない。車体コントロールという面では扱いやすいが、漕ぐという行為では横握りのためか、脇が開くので漕ぎづらい面がある。このような問題を解消するためにバーエンドバーがあるが、バーエンドバーを握って漕いでいる最中は、通常のフラットバーでの握り位置にデフォルトの操作系の操作は面倒臭い。

ブルホーン等では、縦握りの位置に操作系が集中しているが、ステムクランプの位置と比較するとグリップ位置が相当前方にシフトしているので、重心位置的にも姿勢的にも楽では無いのが現実だ。

で、色々考えると、通常のブルホーンとは異なり、ステムクランプ位置から一度手前にオフセットさせてバーエンドが前方にシフトするような形状が良さそうと思えてきた。
似た形状のハンドルでは、NITTOのマルチポジションハンドルがあるが、実際、これを使って思ったのは、レバー類を縦握り位置に変更すると、更に扱いやすいような、そんな気がしたからだ。

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コメント

お疲れさまでした!
製作されたハンドル、この度、当方が調達した日東のマルチポジションバーより更に使い易そうですね!

私もマルチポジションバーは、DAHON改造車である西DAHONを超アップライトポジションにして、前方に蹴り出すようなペダリングで進む自転車用に調達しました。
クランクフォワードで土踏まずペダリングを思い付いた発端は、スポーツセンターでのレッグプレス、ボートのオール漕ぎをヒントにしたものです。
http://homepage1.nifty.com/firstsource/Motorcycle/bicycle/original_machine.htm
の一番下が現状で、クランクフォワードにするために、BMXのレイバックポストを使ってサドルを下げています。ハンドルは伸縮ステムを最大延長した状態で実現していますが、かげふささんのハンドルであれば、もっと自然なポジションが作れそうですね。

御紹介頂いたサイト、拝見しましたが、視点は同じような印象を持ちましたが、こちらの方は凄い方ですね、、、、

私は、基本的には体力志向で、奇遇にも、格闘技も少々やっていたのですが、自転車の世間の今のポジションは、相当鍛えていないと厳しいのでは?という思いが強いです。普通の人に前傾はキツイとおもうので、そういう場合は、アップライトなクランクフォワードで土踏まずペダリングがベストだと思います。

宜しかったら、HPの方も除いてみてくださいね。
それでは、失礼致します。

投稿: 壱源 | 2015年4月27日 (月) 13時19分

鉄人の壱源様に、お褒めいただき大変光栄です!!

近場の自転車店の店主によると、最近の主流のポジションは、『ハンドルの幅は大きく、できるだけ遠くに』らしいのですが、自分は格闘技をやっている関係か、『胎児』のような小さく丸まったポジションが一番自然な出力ができました。

この『自然』、というのがポイントで、無理な前傾姿勢は、いつか身体を壊すのではないかと思っています。

プロと違い自分の場合、自転車は、あくまで趣味のひとつなので、それだけのために日常を犠牲にする気はなく、もっと気軽に、長く楽しみたいですね。

ポジションは違えど似たような方はいると思うのですが、自転車用のハンドルをワンオフで作ってくれる所はほとんどないみたいで、不満があっても、ある程度、妥協しながら少しでもマシな物を既製品の中から探しているのが現状のようです。

町工場のような所で頼んだ方が、割と自由度が高く、わがままを聞いてもらえるかも知れません。

作成してくれた知人は、『仕事なら3万はもらわないとやっていられない』と言っていましたが、カーボンでもない造りも『それなり』な重い鉄のハンドル(寸法だけはしっかり出ていますが)にそれだけ払う物好きはいないでしょうねぇ。

クランクフォワードは乗ったことがないので想像ですが、サドルとハンドルを支点に、土踏まずでペダルを前方に蹴りだすようなイメージでしょうか?

だとしたら、今回作成してもらったハンドルは、ボートを漕ぐような感触からして、むしろクランクフォワード型の自転車や、リカンベントにこそ最適ではないかと思います。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/tohru3016/26444873.html

もうご存知かも知れませんが、こちらの方の提唱する土踏まずペダリング専用設計の自転車も興味深いですね。

お忙しいなか返事をいただき、ありがとうございました。
壱源様の記事を、次回も楽しみにしております。

投稿: かげふさ | 2015年4月27日 (月) 12時04分

なるほど!
ハンドル形状一つでも、色んな発見がありそうですね!
ハンドルのワンオフ製作なさる行動力、参りました。
手前で操作できるとなると、アップライトな乗車姿勢には、更に良さそうですね。
そのようなハンドルですと、クランクフォワードフレームにも合いそうですね!

投稿: 壱源 | 2015年4月27日 (月) 07時51分

言葉で説明することが何とも難しい形状なのが残念ですが、

>フライデーのオプションハンドルのような形状でしょうか?

毎日、使っているクロスバイクのハンドルが、どうしても納得いかなくて、知人の、『好きな形で作ってやるよ』という言葉に、自分の身体にフィットするハンドルを設計することにした所、H型にたどり着きました。

バイクフライデーも検討したのですが、あの形状だと握り部分が上側(奥側)になるので、手前側を延長し、上側はバーコンの取り付けだけに使うと割り切って切り詰めました。

横の棒部分は、左右端が短い『W』型をしていて、一度、手前に引いた後、さらに、もう一度奥側に折り返しています。

このWの左右端の処理をしないと、縦部分との境目が角度が急な『V』字状になり握りにくくなってしまうので(親指がはさまって痛い)、ついでに、この部分でハンドルの高さをさらに稼いでアップポジションにしています。

>クランプ部分で分割構造ですか?

アヘッド式のオープンステムなので、一体式にしてもらいました。

ただでさえ強度計算などできない自作設計ハンドルにくわえ、プロとは言え、自転車が本業ではない知人の製作なので、耐久性などが不安かつ、すべてが自己責任なので、あまり無理はしないことにしました。

頑張れば、アンダー400gを達成するアイデアもあったのですが、今回は見送りです。

既製品で、似たような物がないか探していますが、どうも、この形状に辿りついたメーカーはないようですね。

自転車仲間に見せた所、『ものすごくしっくりくる!!』『手の収まりがいい』『こんなに楽にダンシングしたのは、初めてだ!!』 と、大絶賛してくれたのですが、
今後も市販されることはないでしょうねぇ。

軽いアルミで作ってくれるメーカーが現れたら、喜んで買うんですけどね(笑)

投稿: | 2015年4月27日 (月) 01時58分

こんばんは!
Hバータイプベースで、バックスィープですか!
凄いですね。
Hバーっていうと、フライデーのオプションハンドルのような形状でしょうか?
フライデーのHバーも良かったですが、手前で握れるとなると、更に良さそうですね。
ところで、Hバータイプ、クランプ部分で分割構造ですか?

投稿: 壱源 | 2015年4月26日 (日) 23時56分

こんばんは

新しいハンドルが完成したので、報告いたします。

今回は、H型ハンドルをベースに握り部分を手前に長く伸ばし、横一文字の部分は、手前側にバックスイープさせてポジションの自由度を上げてみました。

ギドネットレバーをつければ、縦でも横でも安全に握れます。

かなり上体が起きたポジションで、おかしな表現ですが、ペダルに体重をかけて、ボートを漕いでいるような感覚で、全身を使って楽に大きな力を出せるようになりました(調子に乗って重いギアを踏んでいると、膝を壊しそうですが)。

重さは、600gまで軽くなりましたが、材質的にはこの辺りが限界でしょう。

使いやすさを追求していった結果、見たこともない形になってしまいましたが、おおむね満足しています。

投稿: かげふさ | 2015年4月26日 (日) 23時45分

こんばんは!
ハンドルオーダーですか!凄いですね!
自身、フライデーのHバーで、操縦桿的なハンドルが良いかな?と思い、プロムナードバーをひっくり返して使って縦握りの快適さを実感しましたが、アップライトな姿勢では、もっと手前で握れる工夫が良いかな?と思った訳ですが、既に先人がいらしたとは!参りました。

ニューハンドルが出来たら、是非インプレッションを聞かせて下さい。

投稿: 壱源 | 2015年4月15日 (水) 00時36分

こんにちは。

以前、クロスバイクのギア比について相談させていただいた者です。

自分も全く同じことを考えて、ステム部で一度、大きく手前に曲がり、そこから曲げを2回入れて前方にバーエンドが突き出たハンドルを知り合いに作ってもらいました。

上体が起きているので呼吸がしやすく、手首にも負担がかかりません。


意外だったのは、ダンシングをする時の力の入れやすさで、自分の馬力が跳ね上がったような錯覚を受けました。

壱元様の考え、実際に使ってみた自分が断言しますが、決して間違っておりません。

でも、このハンドル、市販されることは絶対にないでしょうね。

見た目はそんなに大きく見えませんが、実際はかなりの長さを折り返しているので、1キロ近い重さ(鉄製)になってしまいました。

自分は折り返し部分を溶接で作ってもらったのですが、曲げで作るとなると、かなり加工が手間だと思います。

現在、軽量化とさらなる使いやすさを求めて、第4弾を思考中です。

投稿: かげふさ | 2015年4月14日 (火) 19時49分

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