サプリで癌、、、
サプリメント、今の時代全盛だが、自身は、百害あって一理無しと思い、昔から一切利用していない。
最近、サプリの効果に懐疑を示すニュースを見付け、チョット内容に興味を持った次第。
そんなサプリメントに関してだが、否定的な学術論文も少なからず存在する。
フィンランドの男性喫煙者2万9133人(50~69歳)を、無作為に4つのグループに分け、
1. ビタミンE(1日50mg)とβ-カロチン(1日20mg)のサプリメントをとる
2. ビタミンEのサプリメント(1日50mg)のみとる
3. β-カロチンのサプリメント(1日20mg)のみとる
4. 両者とも投与せず
という実験をして、5~8年間追跡調査をしたそうだ。すると、そのうち、876人が肺ガンを発症し、β-カロチンを投与したグループは投与しなかったグループに比べて、肺ガンの発生率が18%も高かった(ビタミンE投与グループは、非投与グループと差がない)ことがわかった。
そして、この実験では、β-カロチンの摂取量(1日20mg)はニンジンやカボチャ、ミカンなどの食物を通して食べる量の約10倍の量であったとのこと。
そもそも、様々な栄養分というのは、食材に一定の割合で含まれているものを、身体の機能に従った吸収率で摂取して、、、というのが身体のメカニズムで適応できるものであり、選択的に、特定成分だけを大量に摂取しても、身体の吸収は対応出来ないだろう。
生体内の様々な回路というのは複雑に絡み合っている訳であり、栄養分の吸収についても、それに関わる未知の回路の関わりがあるはず。選択的な成分の大量摂取というのは、身体の仕組みを軽んじる考え方。
サプリ信仰で、逆効果、、、当然考えられる事だ。
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