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2015年3月31日 (火)

大塚家具は生き残る?

所謂、販売会社だろう。販売会社が、イケアとかニトリのような大手販社と同じ土俵で勝負して勝てるか?というと、かなり厳しい気がする。

寧ろ、従来の国内の家具製造業から、イケアとかニトリが取り扱えないような価格帯の家具で多売戦略よりも多利戦略の方が企業規模、基盤からも適当ではないだろうか?

選りすぐったモノを、中国辺りの富裕層狙いで販売するのも悪くない戦略だとは思うけど、安価な製品を求める顧客に向けて、イケアとかニトリと同じ土俵に乗るのは自殺行為のような気がする。
娘社長とのことだけど、入社後即役員~経営者というのは、同族企業ならではだけど、企業が大きく成長してきた社風というか理念を身に付けていなかったような気もする。
若さ故に、今の時流のトレンドが煌びやかに見えるのかもしれないが、小洒落た製品をリーズナブルに、、、という流行り商売では行く先が明るくないような気がする。

そもそも、家具っていうのは、家族団欒の中心に或るモノ、、、、そこで、親子げんかした会社の売った家具っていうのも、縁起でもない、、、、

世代的には、社長の言う事も判らないではないが、直感だが、オヤジ会長の企業を大きくしてきた経緯、方法論を学び、それを昇華した上で新しい経営戦略を描くというのが一番の正解だろう。否定した上で、他を模倣というのとは少なくとも違う筈だ。

追随路線では、間違い無く埋没するし、狙う相手がでかすぎる。企業規模、風土に見合った独自の経営戦略を見出すには、伝統や風土を理解した上で、経営資産を活かし生き残れる方法を見付ける事である。そうするには、入社即雲の上からの指揮という人には、それが見えないのでは無いだろうか?対向するのではなく、会長世代~己の世代間を生きてきた人間の話から価値観の変遷を聞き、己の価値観が組織の価値観の中で、どの位置にあるか?を把握した上で話を進めていれば、少なくとも、みっともない親子げんかにはならなかったような気がする。喧嘩というと双方が悪いが、少なくとも70歳過ぎの年寄りの頑固さを理解した上での話し方というのが子の立場に求められたはずである。如何に落とし所を見付けるか?が、同族会社での世代交代の難しいところ。否定ではなく、構築、、、、その気持ちを忘れてはならない。

風土、伝統を大事にした上で、その上に、新しいビジネスモデルを組み立てるべき。余所のビジネスモデルを取り入れるのとは違う筈だ。

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