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2015年3月28日 (土)

体力復活の最終期限

健康回復なら、何時からでも間に合うけど、生物としての体力のピーク時に近い状態を取り戻すには、何時からでも間に合うということは現実問題有り得ない。

生物として二十歳迄は成長期で、身体は成長して完成に向かう。殆どの人は、二十歳の段階では健全で健康、頑強な身体だろう。しかし、二十歳を過ぎて運動習慣が急減し、食習慣では過剰摂取が習慣付くと、贅肉、脂肪がまとわりつき始める。
しかし、肥満というのは、チョット肉が付いたから健康アウト!という訳ではない。
少しずつ肥満が付いて異常状態に到るのは、日本人では35歳~40歳くらいだろう。それが成人病検査開始年齢にも一致しているが、グダグダな生活を15年続けると、自覚症状は無いけれど、身体の異常が予兆されるような状態となる。
この予兆されるような状態となった時、当然、健康回復は可能だろうが、もしかしたら、体力復活は手遅れかもしれない。

体力とは、なにか?それは、余分な脂肪を落とす事ではなく、、、、身体が活動するに必要不可欠な筋肉を身に付ける事が出来るか?だろう。脂肪を単に落とすだけなら、有酸素運動だけで可能だが、それでは筋肉は身に付かない。大事なのは筋肉なのである。筋肉は維持するだけでも大変であり、20歳でピークを迎え、40歳頃迄維持されている筋肉量を減らさないためには、遅くとも40歳の段階で、筋力維持に必要な最低限の筋トレを行わなければならない。
減ってからではなく、減る前に減らさない運動を始める事ができたかどうか?出来るかどうか?が、体力維持が可能かどうかを左右する訳だ。

筋肉の重量は、二十歳でピークに達する。その後、20年は維持されるが、40歳から年に0.5%ずつ減少し、50歳からは年に1%ずつ、65歳以降には減少率が2%迄加速する。最終的に80歳までに30%から40%低下がみられるのだ。筋トレをしないまま40歳を迎えて年数が過ぎると、その分、筋肉が加速度的に失われていくのだ。失われた筋肉を取り戻し、ピーク量を回復させるのは、必要な筋トレは並大抵な量では無くなり、実質不可能といえる。歳を重ねる程、筋力を取り戻すために必要な筋トレの量が多く必要となるが、その筋トレ習慣が歳を取って始める程ハードというのは、非常に難しい話だ。

40歳を過ぎると、筋肉は毎年減っていく訳で、筋肉が失われる40歳迄に如何に筋肉貯金(貯筋)が行えるか?が鍵だ。筋肉の増加がとまる二十歳以降、40歳迄の間に、如何に筋トレを行ってきたか?が、40歳以後の筋量の差になるのだ。成長期迄に筋肉を身に付けなかった人等は、元気に老後を過ごすためには、筋トレをより早い段階から取り組んで筋肉を増やしておく必要もありそう。

なお、加齢による筋力の低下は筋肉量の現象より遅れて、50歳まで維持され、50歳から70歳では10年間に15%ずつ減少する。

自身、筋トレ開始年齢は29歳以降で、38歳迄は週二回のトレーニングジム通い。それ以降は、毎日2時間の筋トレを持続中。筋肉量は十分だが、これからは筋力低下を抑える運動をメニューに加える予定だ。

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