クランクフォワードバイクのクランク交換後インプレ
クランクフォワード化した西DAHONのクランクセット、結局、トレンクル7500用の純正アルミクランクをセットアップした。このクランクは、アルミ歯、アルミクランクのカシメ構造。歯数は42Tでギアカバー付き。カバー取り付けピッチはPCD=110mmである。
西DAHONのクランク軸は軸長113mmのクランク軸で、ダブルのスタンダードクランク、或いは、コンパクトクランクを組み合わせていた。
そこで、当初はトレンクルクランクの42Tのギア歯のアウターサイドに50Tリング、インナーサイドに34Tインナーリングを入れてトリプル仕様で組み付けると、軸長113mmではフレームと干渉、更に軸長118mmを入れても干渉、、干渉を回避するには軸長122mmが必要となるが、こうなると、チェーンラインの捻れが大きくなるので止めにした。
結局は、トレンクルクランクのインナーサイドに34Tを入れるのは止めて、アウター側に50Tを組み込んだ50-42Tというダブル構成にして、クランク軸は軸長113mmで組み付ける事にした。
まぁ、クランク軸が当初のままだから、クランクをスタンダード、コンパクトの普通のクランクに戻す際の手間も無いのでOKである。
これで、試走すると、最初にトライしたクランク長135mmのクランクに較べるとペダルの重さは気にならなくなる。勿論、通常の170mmクランクに較べると重いのだろうが、踵で蹴り出すような漕ぎ方なら152mmでも十分に漕げる。
更に、クランクフォワードで前方に蹴り出す漕ぎ方では、ペダルを送る際の上下幅が170mmから一割小さくなっているために、漕ぎやすいのもメリットだ。
漕ぐイメージとしては、回転運動ではなく踵で蹴り出す往復運動。運動形態としては、ステッパーという運動器具があるけど、そんな感じ。動力が伝わっている時間が長い印象である。前傾姿勢だと拇指球ペダリングだけど、アップライト~仰角気味のポジションでは踵でのレッグプレス的往復運動ペダリングになる。ハンドルは身体を支えるのに重要で、上体をイイ具合に保つ時に身体が無理なく支える事が出来る距離にセットするのがベストだ。
クランク長とは関係無いが、この西DAHONでは、クランクフォワードポジションを作るために、BMXのレイバックポストを使っている。これは薄肉軽量パイプを曲げた構造で、体重を掛けて座ると、結構なしなりを感じる。サドルもBBBのコンフォートサドルを用いているので、効果が相まって、相当に乗り心地の良いモノ。サス付きバイクとは違った腰のある軟らかさで近場走行では結構快適である。20×1-1/8サイズの高圧タイヤを使っている割りに快適だ。
当分、この快適ポジション、ソフトな乗り心地を、152mmクランクセットで団地の勾配を走行して煮詰めていきたい。
| 固定リンク
コメント