SVの整備性
良いような、悪いような、、、そんな印象。
キャブ周りの脱着は、タンクをリフトさせてエアクリボックスを取り外す。その状態からキャブを外すには、普通は、ミラー左右を外し、アッパーカウルの両サイドセクションを外す。そして、インシュレーターのネジを緩めればキャブは外れる。
キャブの取り外し前に、燃料ホース、負圧ライン、スロットルポジションセンサーカプラー、リモートアイドルスクリューも外しておく。
そうれば、キャブは取り出せる。しかし、カウル両サイドを取り外すのは相当に面倒くさい。
この手間を無くすには、450mmの長いドライバーを一本調達すれば、カウルダクトの隙間から前バンクのインシュレーターのネジにアクセス可能となりカウルの脱着は不要となるのでお奨め。後バンクのインシュレーターのネジのアクセスは普通のドライバーでOKだ。但し、キャブ脱着時にワイヤーの状況を気にしなければ、チョークワイヤーの一部を破損させかねないので注意が必要だ。
因みに、プラグ交換は、リアバンクはタンクリフトで対応可能だけど、前バンクはカウル両サイドを外し、ホーンを外し、ラジエターを前に少し移動させなければプラグレンチが入らない。非常に面倒臭い。アッパーカウル両サイドがラジエターで固定されているのが面倒臭い原因の一つ。縁が切れていればカウル外す手間は省けるのだが、、、、
因みに、タンデムシートはキーで取り外せるけど、フロントシートの取り外しには、ネジを4本緩める必要がある、、、これも面倒臭い。
シート脱着はキー操作で出来るのが希望だ。
まぁ、整備性の悪さといえば、ガンマも似たようなモノかもしれないが、、、、、もう少しメンテナンスの手間を考えて欲しい。
恐らく、今時の凝縮感のあるデザインのバイクの整備性は、更に悪そう、、、、
あとは、このモデル、インシュレーターからの二次エアのリスクが小さくない。
場所は、後バンクの負圧取り出しのニップル。これ、ゴムのインシュレーターにメタルのニップルが差し込んだ状態で成形されている。
因みに、燃料ラインに負圧コックは二系統ある。一つはタンク側、一つはキャブ近辺。そして負圧は、後バンクのキャブボディ部、インシュレーター部の二箇所から取っている。因みに、前バンクのキャブにも負圧ニップルは存在するけど、キャップされている。
これ見て思うのは、インシュレーターに差し込むニップルは無しにして、前後キャブの負圧ニップルから各々の負圧コックに繋げばインシュレーターのニップル差し込み部での亀裂抑制が出来そうなのに、、、ということ。
インシュレーター長が短いので、アルミ削り出しのワンオフインシュレーターは不可能っぽいけど、インシュレーターはアルミ製の方が有り難い。
ところで、インシュレーターのネジ、、、、滅茶苦茶外れにくい、、、、鬼のようなトルクで締まっている。ショックドライバーでも外れない、、、、結局、インパクトドライバーでどうにか、、、、これ、せめて六角ボルトか、キャップボルトにしてくれないと、、、、ダメだよ。
| 固定リンク
コメント