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2015年4月18日 (土)

峠リハビリの感想

二月から毎週末、単車に乗っている。
最近は、車体の大きさに、おっかなびっくりな感じは大分薄れてきたし、しっかり身体を入れて曲がる事にも違和感が消えてきた。勿論、昔のように走れる訳ではない。

しかし、十年前よりも良い具合に走れるのは間違い無い。

十年前は?というと、単車に身体を預けた走り方で、ハンドル、シート、ステップの三点での荷重分配はシートが一番大きかった。三十年前の荷重分配は、ステップ、脹ら脛、太股で単車を押さえつけるような走り方で、これが出来なくなったのは、恐らく、体重増かと筋力低下が十年前の状況だったように思う。

しかし、最近はシート荷重はかなり少ない。峠を走っている時は、アプローチでは、どステップ荷重オンリーに近く、旋回時はステップ~脹ら脛、太股で押さえつける感じだ。ギャップ等で暴れる単車は股下で勝手に暴れさせて、自身の重心位置だけを安定させるような乗り方である。三十年前と同じ走り方の方が走りやすいような印象である。

やはり、この十年で体重を落として、筋力を強化した効果が出ているのかもしれない。

自転車でも弛んだ腹と、細い下肢では楽しめないけど、単車でもオーバーウエイトと筋力低下を来すと、スポーツライディングは楽しめないのだろう。

絶対的に速い、遅いではなく、自分が楽しんで乗れるかどうか?というと、単車の動きに併せて身体を積極的に動かして操っているかどうか?である。単車の上に張り付いて走るのではなく、単車を積極的に振り回している感が感じられるかどうか?である。

やはり、単車の動きに併せて身体を任せるのではなく、身体の動きで単車の動きを支配するのが操っている感に繋がるのである。重量物が速度を持って移動しているものの向きを変える訳であり、それには、積極的に身体を使う必要がある。それには、やはり筋力、柔軟性が必要。

単車を振り回すなら、それなりの体型と体力が必要なのである。

自身、間違っても、ふんぞり返るアメリカンとか、トライクは要らない。遅くても、自分が意志を持って振り回しているという感覚を味わえる乗り物に拘りたい。

歳を取ると、振り回す速度域、重量は、ソコソコと言う事になるので、今の選択肢がベストなのかもしれない。

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