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2015年4月 3日 (金)

疑問

二十年程前、ラジアルタイヤが登場し、倒立フォークが登場し始めた頃、当時の旧モデルにラジアルタイヤを装備したり、古い車両に倒立フォーク等の高剛性の足回りを装備することには、結構否定的な意見も多く、カスタムを請け負うショップの多くは慎重だったような記憶がある。

自身が出入りしてた、友人のショップのカスタムショップ『HIKASA』でも、忍者にポン付け倒立フォークとか、FXとかZ2、CBに倒立、80年代中盤レプリカにラジアルタイヤ前提の足回り交換というのは否定的であり、自身もそう思ってきた。

当時を回想すると、足回りの剛性を高め、グリップ力を高めても、フレームが弱いままでは、逆に乗りにくくなるという話が多かったし、実際、そういうカスタム車に乗ると、微妙に軋むような感覚があったのも確か。高剛性の足回りがしっかり動くには、支える車体がしっかり受け止める、、、、そういう前提だったように思う。

『HIKASA』では、当時、モトルネにエントリーするライダーに会わせ、ゼファーやXJR、ZRX等をカスタムしていたが、これらの足回りをグレードアップするには、当時は、フレームの補強が欠かせなかったように思うし、実際に補強の効果の確認を依頼されて当時のTIサーキットを走っては効果の確認を繰り返していたので、自身の考えも、足回りの大幅な変更による高剛性化では、車体トータルで仕上げ直す必要を感じていた。

自身も1990年頃の記憶では、ガンマの足回り交換しタイヤをラジアル化した時には、操縦性があまりにも変わってしまった上に、単車自体を信じる事が出来なくなり、目一杯攻める気持ちにならないたのだが、そういう風には最近の人は感じないのだろうか?
1980年代の峠時代を振り返れば、太くても120/80-18程度のバイアスタイヤで、フルバンクでリーンウイズ気味でも膝外が擦るような走りが普通で、当時のTT300GPでもタイヤエッジが溶けるような走りが、常連仲間では普通で、その時の速さは、結構な速度だったように思う。それ故に、それ以上のことが、最新の装備、最新のモデルでも可能か?というと、少なくとも公道では無理というのは今でも感じる考え方。

実際、2000年代以降、オッサンになった自分が会社のツーリング等で若い連中が乗るスポーツモデルと山間部の峠の中で走っても、大昔のガンマやツアラーのSV650Sでも全く速度的に不満は感じないし、多くの場合は、アクセルを戻して、コーナー間の直線では待つ事がしばしばであり、装備的に何の不足も感じない状態。それ故に、今以上の性能を求める事は無い。

しかし、2000年代以降、旧車のカスタムというと1990年代以降の車両の足回りスワップがスタンダードとなっている。雑紙のカスタム特集でも、多くがそうなっている。そして、オーナーの感想は喜びに満ちているモノが多い。街で見掛ける単車も、オリジナルカスタムの多くは足回り改が多いようだが、最近お世話になっているショップで、馴染みの店長さんに聞いても、基本はポン付け(センター出し程度)で、補強しながら乗って確認といった手間の掛かるセッティング作業は殆ど為されていない様子。何となく、凄く不思議な感想である。ホントに信用して、ノーマルの限界以上で目一杯に走れるのだろうか?

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