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2015年4月30日 (木)

外壁、屋根の再塗装

今の家は1999年建築だから16年経過。小規模開発の団地の一角で、1999~2002年の間に9件の家が建てられた一角。基本、築年数は何れも16~14年である。この中で、外壁再塗装が一番最初に行われた家は、確か10年経過時点、二番目が昨年だから15年経過時点である。今の段階で二軒が外壁リフォームが行われており、七軒が未だに行われていない状況。

家の立地は、日当たり重視ではなく、ガレージの単車のセキュリティ重視で二面が原野に接している。それで西側が山で西日はあたらない。南は緩やかな斜面で、日射は程々で、日光は東から当たる。湿度が溜まりやすい北は開放された立地。それ故に、日当たりの良い立地に較べると紫外線劣化は進行していない。

因みに、この区画に隣接する区画の家の状況を見ると、外壁リフォームの施工状況をみると、行われているのは、生活していて感じるのは、20年弱で行われる家は20~30%程度であり、残りの多くはリフォームは未施工のように見える。越して来る前の段階で結構古かった家でも、それから15年経過しても未施工の家も少なく無い。屋根のカラーベストは、一見重要そうだが、実は、その下の防水シートが重要で、防水シートの保護の役割であり、カラーベスト自体が変色しようが、苔がむそうが関係無いそうだ。そのためか、外壁塗装のみで屋根のカラーベストはそのままという家も少なく無いように見える。

昨年辺りから、この区画にも、そういう業者の訪問販売が結構頻繁で、同じ区画で再塗装工事がおこなわれた二軒は、訪問販売で施工を依頼された模様である。因みに、この訪問販売のセールストークで印象的なのは、次の通り。

・『この地域のキャンペーン中ですので割引します!』
・『消費税8%前ですので、完成が遅れても消費税負担増分は負担します!』
・『今なら、足場代が無料で行えます!』

である。この時点で非常に怪しい。因みに、工事を行われた二軒は、以前、地域を回ってきた土台の通風口に金網を付けてシロアリの進入を防ぎます!で、一箇所8000円を20箇所程度行うような訪問業者さんの工事を依頼されたお宅さんでもある。

因みに、当時、我が家では、その必要性はあるか?を自分なりに考えた結果、シロアリの進入を防ぐような目の細かい網は、数年で確実に目詰まりを起こし、逆に湿度が溜まると判断して行わなかったけど、訪問業社に乗らなかったのは、区画9軒中、我が家を含めて二軒のみだ。その後、シロアリ対策業者や工務店に聞くと、あれは逆効果にしかならないから、やらない方が良いとも言われて安心した事もある。因みに、我が家は家の周囲に厚み20cm程の土間コン打ちをおこなって、周囲に単車、自転車を安定して置けるようにしており、外部には土は無い。そして、土間コンには勾配を付けて水が溜まらず常に乾燥するようにしている。自身の判断では、それがベストだと思っている。

さて、ネットで『外壁塗装 広島』でググると、結構出てくる。同じ町内なら、『大同防水工業』って会社もあるし、検索上位にくるのは、『はらけんリフォーム』、『マルハ外装』、『マエダハウジング』等々である。35坪、壁面積200m2前後では、相場は大きく変わらないようだ。ネットにHPを掲載している会社の場合、ネット掲載の記事に悪い事は書かないのは当然で、工事自体の内容は、どこの塗装屋さんも基本的に同じ内容。懇切、丁寧に、、、と言う事である。問題は、こういうネット検索で選ぶか?或いは、塗装屋さんに知り合いが居るという隣人から頼むか?実家等で付き合いのある業者から選ぶか?、、、、非常に難しい判断である。取り敢えず、訪問販売する会社は没だが、何処を選ぶか?は、なかなか決められるモノではない。相場が判った段階で、見積もりを複数から取るにしても、業者と話しをして見極めるのは不可能だろう。
興味深い話だが、ネットでググって得た塗装屋さんのサイトでは、訪問販売はしません!と謳っているけど、二軒となりで再塗装の業者さんは、この塗装屋さん。その際のセールストークは、消費税分サービスします!って話だったので、この時点で、ネット掲載記事自体に信用が持てないというのが正直な感想。

昨年は、訪問業社の工事で外壁塗装が二軒先で行われたが、その業者が尋ねてきた時に嫁が対応して外壁を見せたそうだが、230m2で結構な金額を提示されたそうだが、当然、訪問業社に工事を依頼するつもりは無い。

で、我が家も丸16年経過である。サイディングパネルの継ぎ目を見ると、コーキングの所々がヒビ割れている箇所も少なく無い。取り敢えず、入居直後から外構工事、駐車場工事、ベランダの改造工事等で世話になっていた工務店に依頼して状況を見て貰う事にした。
直接、塗装業者に連絡する事も考えたが、これまで、細かいトラブルを無料対応してくれたり、色々な連絡窓口が一本化された方が楽という判断で、今回も、行うなら工務店を窓口に行うつもりである。なお、外構等を含めて、同じ工務店で作業依頼する方が、他の仕事を頼むのも便利かな?という判断もある。

で、昨年の段階で見て貰うと、
・サイディングパネル自体、劣化は進んでいない。
・コーキングが部分的に切れているけど内部防水シートがあるので未だ大丈夫。
・屋根の変色は所々あるけど、苔が付いている程度は軽微で年数程の痛みは無い。
そういう判断である。

で、昨年の段階では、取り敢えず良いか、、、ということでスルーしたけど今年になって、気になる箇所も増えてきたので工事を行う事にした。

なお、訪問業社の価格は、200~300万円との事だが、どう考えても高すぎる。
ネットで、専門業社の情報を見ると、

http://www.広島外壁塗装.com/gaihekiyane/

この辺りで、ザックリ言って、100m2で70万円、1m2辺り7千円のようだ。この時点で、地域の区画を回っていた訪問業社の見積もりは高すぎる。
で、実家でも何回か外壁リフォームを行っているので、その価格を聞いてみると、300m2で170万円程度のようだ。なお、一番安いところでは、近所の人の親戚の業者では外壁塗装だけなら90万円程度の工事もあるようだ。因みに、訪問業社の工期を観察すると、最短で10日から最長で15日程度のようだ。

まぁ、見積もりといっても、費用も工期も大抵は家の大きさ次第だろう。そもそも、定価があって無いような世界。塗料等材料の価格も、作業でも下地の洗浄から塗装、コーキング打ち換えでも手を抜こうと思えば幾らでも抜けるのがこの世界である。何を信用すべきか?は非常に難しい問題。人の何を見て信じるか否か?が非常に難しい。

で、相場から考えて建坪が35坪、230m2の我が家では150万円が一つの上限と考えて、いつもの工務店に連絡をとってみた。すると、塗装専門業社さんを連れてきて見積もって出た解答。それは、施工範囲別の見積もりで、気になる箇所がある一階部分壁面のみ、二階部分壁面まで、屋根を含む全面、塗料の質を変えた何種類かである。

工事内容は、ハッキリ言って良く判らないけど、未だに、急を要する状態ではないけど、今の段階で、やるなら工数は掛かるがキッチリやって20年程度持つような工事で行う方が良いのでは?と言う事で提示されたメニュー。急を要する訳ではないと言われると、やらなくても良いか?と思うのが、まぁ、急を要する訳ではないという文言に惹かれて、工事を依頼することにした。
殆ど、直感である。取り敢えずなら、一番安価で気になる部分の補修は?と勧められ、最高額は全面が予算の上限に迫る金額の見積もりもあった。依頼を決断したのは、最高額の工事の全面再塗装で、必要工期は25日とのこと。この工期は、ネットで調べた工期より10日程長いみたいだが、仕事の丁寧さは工期の長さに比例するだろうから、まぁ、良いだろう。
ホントは決める前に聞くべきだけど、決めた後に、どんな職人さんが入られるか?を確認すると、塗装は15年耐候で、壁面によってシリコン塗装、フッ素塗装を行うそうだ。なお、コーキングは、コーキング専門の職人依頼とのこと。保証も付いて、無償修繕も対応との話。この塗装とコーキングは、今の現場が市内の消防署建物の再塗装施工中で、それが終わって我が家に来る段取りだそうだ。

結局、できれば130万円程度に抑えたかったけど、価格交渉で値切るのは止めて、価格に見合った満足の得られる丁寧な仕事をお願いするように、予算の上限で示された範囲の工事を依頼することにした。口コミ、ネット情報では、正直判らない。最後に選んだのは、小さな工事を含めると15年間で数件の工事を問題無く進めてくれて、その後のマイナートラブルで即対応してくれた人間関係で選んだのである。ネット、PCを活用するライフスタイルだが、結局は、昔ながらの人付き合いで選んでいる事に笑える話だ。ネット等での飛び込みの客は、業者さんから見れば、one of themだけど、ずっと付き合っている客は、或る意味、常連さん、もしかしたら鴨かもしれないが、そっちの方が良いような気がしたのである。
取り敢えず、依頼したら、直ぐに工程表が送られてきて、工事の進め方を説明されたが、正直、良く判らないのが本音だ。但し、工程表が送られて来て、工期がソコソコというのは、まぁ、信用しても良さそうという判断にはなる。

因みに、我が家は一階部分と二階部分のサイディングパネルは違うものを使っている。基本は通気工法金具留めの仕様で、一階部分のパネルは耐候20年と言われていた18mm厚の化粧パネルで、通常の二階部分が16mm厚のパネルである。この度の工務店さんの診断でも、サイディングパネルの表面コート自体は十分生きているとの話であったが、全面を全て塗装する。なお、一階部分は元のパネルの色調、デザインを活かすために、シリコンクリアーでの施工を頼む事にした。

果たして、どうなる事か?これから工事が始まる。工事としては、冬場は寒いし、材料硬化に時間が掛かるし、結露もある。夏場は厚さによる作業者の集中力低下や、シートで囲われると屋内は熱すぎる。塗装の乾燥が早く、作業するなら秋か春だけど、日照時間の長さを考えると、4~5月の春がベスト。天候が比較的安定するということで、春の天候が安定してからと決めていたので、まぁ、タイミング的には悪くないだろう。

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コメント

こんばんは!
外壁塗装、結構圧迫感があって長く感じますね、、、。
実は、外壁塗装、昨日終了しました。記事は予約投稿で、三週間前~1か月前なんです。
工期25日は休日、養生、雨天見込み込で、実質は18日でした。最後の三日は、エントランス、玄関部分で職人さんが仕上がりに満足を持てなかったそうで、満足できる仕上がりになる迄の時間も含んでいたようです。

取り敢えず、一回目の塗り替えを終えました。良かったかどうかは、何時まで美観が保てるか?ですね、、、なんとか十年持ってくれれば、今回の工事は成功だったと言えると思います。

投稿: 壱源 | 2015年4月30日 (木) 00時42分

 わが家でも現在塗り替えを行っています。価格は同じようなもの(家を建てた大手工務店に依頼)でした。工期は15日程度(ただし一社で全部)。壱元亭さんの場合、複数社のようですので、作業がシリアルになる関係で、25日は仕方ないのでは?梅雨のはしりにかかる可能性もありますし。
 ちなみに、実家(20年くらい前に再塗装)の場合も、わが家の場合も、(1)初回は10年を目安に(=塗装がわれ始めて中が痛む前に)、(2)再塗装後は、(塗装膜が厚くなる&カラーベスト・サイディング等のボイドも2回の塗装で埋まるので)保護という意味では15年くらい持つ(見かけの汚れは別)といわれましたので、そんなものでしょう。
 塗装のチョーク化は、どんなものを使っても10年くらいで気になり始めるようです。
 

投稿: ひでさん | 2015年4月30日 (木) 00時26分

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