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2015年5月29日 (金)

クレームのストレス耐性の背景

子供がドアを叩く音でストレスを溜めていたという。
それが、母親を斬りつけて殺傷する事件に到った理由だという。

音の問題だそうだ。

音というと、色んな話がある。運動会での競争のスタート音へのクレーム、祭りの花火の音へのクレーム、公園でのボール遊びの際のボールが跳ねる音へのクレーム、住宅地内の幼稚園での子供の声へのクレーム、ピアノやオルガン等楽器の演奏音へのクレーム、自動車や単車やトラックのエンジン音へのクレーム、日曜大工等の作業音へのクレーム、、、、

しかし、そのような音が度を過ぎて長時間とか、深夜、早朝に延々とといった状況でなければ、そんなモノは生活騒音でスルーで良いような、そんな気がする。

個人的には、午前10:00~日没迄ならば、どんな音も基本OKだと思う。単車やトラックのエンジン音にしても、日中なら始動時のチョーク状態で30秒程度ならOKだと思う。ピアノ等の楽器ならば、ハッキリ言って真夜中早朝でない限り気にならないし、公園の音や、幼稚園の音も同じだ。
更に言えば、全く無音のシーンとした状態の方が不気味だ。

しかし、こういう音が気になる人は、それがストレスになり、敵意になり、攻撃性を持ってくる。エスカレートすると、陰湿な嫌がらせをしたり、酷い場合は、今回の事故の如く刑事事件に発展したりする訳だ。
この33歳の主婦が殺された事件後のワイドショーでは、付き合いの無い他人の発する音程許せなくなるのが特徴というけど、そういえば、音を出す方よりも、ストレスを受ける側の人の方が、一般的には閉じこもり傾向である。近所でも、小うるさい人を外で見る事は稀。外に出ている時に目つき自体が怖かったりする。

今回の事件で33歳のお母さんが殺されるという最悪の結末に到り、53歳の男は、『殺すつもりは無かった』との話だが、積もり積もったストレスが爆発的に発散して止まらなくなったのだろう。そう言う状態になる程に、チョットした生活騒音がストレスになる訳だ。そんな事がストレスになるというのは、恐らく、ストレス耐性が欠如しているのである。

ストレス耐性が欠如する、、、何故か?

それは、恐らく日常において満足を得る事が少ないから、ちょっとした厭な事に腹を立てる訳だ。日常において満足が少ないというのは、仕事が上手く行っていない、家庭が上手く行っていない、或いは、趣味も何もなく兎に角疲れている、、、、、そういう背景があるに違いない。

実際、ちょっとしたトラブルでストレス耐性不足によるクレームから刑事事件を起こしてしまう人というのは、中高年以上で見た目真面目な人、社交性の少ない人が多いが、そういう背景がストレス耐性に影響していそうだ。

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