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2015年5月 3日 (日)

防虫網

昨年暮れに部分的にサイディングが結露しているのを発見した。
これが、外壁再塗装の切っ掛けだけど、どうも、この結露が気になる。

ということで、外壁再塗装の際に組み付けられた足場を使って、結露エリアを確認してみた。
幸い、工務店さん、コーキング業者さん、塗装屋さんも居たので、このサイディング、大丈夫?って確認してみた。業者さんの話では、防水シートの向こう側のパネルには浸水していない。サイディングは、18mm厚でチョット特殊なサイディングである。窯業系サイディングだろうけど、内部にアルミパネルがサンドイッチされた構造で、普通のサイディングよりも厚く、重たいのだが、そのために、水分の浸透、膨張による破損は免れたようだ。

今回の工事では、再塗装、コーキング打ち換え等を行うけど、当初は、この水分がコーキングの隙間から来たモノか?と思っていたのだが、どうやら浴室換気口のガラリが怪しいと思い、ガラリを引っこ抜いてみた。すると、、、、ガラリの防虫網がホコリで95%以上が目詰まりしているのである。これが原因だ。この部分、外から手が届かない部位故に、一度も手を付けた事がない、、、、
防虫網が目詰まりしていると、内挿式ガラリの場合、ダクトに差し込んだ部分の隙間のシール、換気パイプの貫通部シールが劣化すると、その隙間を通って水蒸気が内壁とサイディングの間に進入する。そして、ダクト端部で水蒸気は凝結し、ダクト端部からサイディングの内外壁に凝結水が浸透する訳だ。

ガラリには、ダンパー付き、防虫網付きと色々あるけど、浴室、台所等では、実は防虫網付きは使わないのが基本のようだけど、施主、ユーザーの意向により最近は防虫網付きを選ぶ事も少なく無いようだ。しかし、このガラリの設置位置、そして防虫網が取り外し出来ない構造が一般的であり、外からブラシで清掃してもダクト内部にホコリが溜まるだけであり、結果、直ぐ詰まるのが関の山だ。ダンパー付きのスプリングも長期に渡って機能するか?というと怪しいし、浴室排気の場合、換気扇を使わない状態でも自然排気を行わせるためにはダンパー扉は無い常時開放型の方が良い。
ということで、今回、ガラリを防虫網無しのタイプに交換することにした。まぁ、虫の進入は今回は諦めるというパターンだ。

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