フロントエンド商品?
先日、浴室換気口周りのメンテナンスを行った。この換気不良の最大の原因は、防虫網の目詰まりによる換気不良、コーキング劣化によるベントキャップと換気パイプの隙間からの蒸気漏洩、外壁内部への結露だ。
で、この防虫網。
防虫網というと、基礎通風口の防虫網が思い浮かぶ。
これ、訪問販売業者による施工案内で取り付ける家が少なくない。我が家の並びが8棟在るけど、我が家と、お隣さんを除く6棟が取り付けている。因みに、我が家は訪問販売業者は基本、全てお断りだ。
この防虫網、、、、、付けて良い事は一つもない。そもそも、、、、シロアリは、そこから入らないのだ。地中から蟻道を作り基礎を立ち上がり、水切り裏から侵入するのである。
防虫網を付ける事で、基礎通風口の換気能力は1/3~1/10に低下する。結果、床下の湿度が高くなって逆にシロアリを呼び込むのだ。
そして、この防虫網、、、、訪問販売業者が目印に使っている。これを付けていると、訪問販売に乗りやすい人ということ。これを付けると、、、床下換気扇とか基礎補強、乾燥剤設置といった不要な訪問販売が受けやすいということ。
因みに、訪問販売業者が嫌がる家は、ガレージにスポーツカーがあったり、単車があったりするような家。それは、、、高齢者ではないという目印だからだ。
そういう意味では、単車が雑多に詰め込まれた我が家は、案外大丈夫かもしれない。
なお、住宅メンテ関係、外壁リフォーム、シロアリ駆除棟は、業者選定の上、こちらから連絡して行っており、それを理由に飛び込み業者は一切受け付けていない。
今現在、床下基礎に比較的安価な防虫ネットを施工している人、、、、、良い事は一つもないので、即座に撤去する事をお奨めする。訪問業者を呼び込む目印みたいなもの、つまり『フロントエンド商品』だからだ。ドンドン高いリフォーム商品を売りつけられるのである。それでも効果があるなら良いけれど、デメリットしかないのだ。
なお、浴室換気口についても防虫網が付いているような家は、その部分の清掃を行う事をお奨めします。放っておくと、、、、、酷い事になりますよ!
ただ、ベントネット換気口(ガラリ)の防虫網の状態なんて、見ようにも見られないのが現実。一階でも軒下近辺で、普通のハシゴでは見えない。結構多くの家のガラリ周辺の外壁を見ると、結構傷んだり、漏水の痕跡が見られるけど、何処も酷い事になってそう、、、、今回、我が家では、我流ながらフェイルセーフを何重も施したけど、そんな工事を初期からするようなハウスメーカー、工務店は無いような気がする。
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