位相クランク
そもそも、ホンダが52°狭角Vツインの一次振動をキャンセルするために開発し特許取得したメカニズム。
Vツインというと、クランクピンは一本、クランクウェブ二枚が相場だけど、位相クランクではクランクピンが二本、クランクウェブ三枚という仕様でクランク周りのデザインはパラツインに近いデザインとなっているのが特徴。
パラツインと位相クランクVツインの違いは、クランクベアリングが真ん中にあるかどうかの違い。
ケース周りが最もコンパクトで重たいクランクシャフトがコンパクトなのは、シングルと同様の構成となるVツイン。次が、位相クランクVツイン、最後がパラツインということになる。
ツインでエンジンを突き詰めるとVツインということになりそう。Vバンクは90°が最も良いのだろう。
しかし、V4になると、位相クランクを採用するメリットは殆ど無くなる。クランクウェブの数はマルチエンジンと同じになるし、クランクシャフトも短くならない。
V型のレイアウトを採用するなら、位相クランクを採用するのは主流とは成り得ない印象だ。並列エンジンで位相クランクを採用するならば、爆発間隔はV型同様になるけど、振動の問題があるのでバランサーが必須となる訳だ。
やはり、4サイクルエンジン車を選ぶなら、、、、自分的にはVツインエンジン車を選びたい。
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