サスペンションセッティング
2月以降、毎週末単車に乗って山に出掛けていると、感覚も昔に少しずつ近づいているのが判る。
エンジン自体の調子は、三車とも良好だ。
我が家の単車は、サスペンションは基本的にノーマル基本。変更するとしてもリアサス程度である。フロントはノーマル基調で、イニシャルのプリロードを下げてバネ自体は相当に柔らかめである。但し、フォークオイルの番手は上げて、フォークオイル自体は固めといえば、固めである。考え方の基本は、しっかり沈めるけど、沈み込みと戻りは穏やかに、、、というスタイルだ。
このセッティングを決めたのは、今から三十年近く前のRZ350R改でのセットアップ以来だ。それまでは、フロントフォークはスプリングは固め、プリロードを掛けてガチガチ、、、、そういうパターンだったけど、RZ以降は、柔らかいフロントサスペンションで動きを穏やかに、、、それが基本である。
今のガンマ、CXは、ブレーキを掛けると、ゆっくりと相当にストロークする仕様である。ストロークしても荷重が前に残っている限り、リバウンドは非常に穏やかとなっている。
こういう仕様だけど、公道での乗り方的には、こういうセッティングが自分的には一番乗りやすいように思う。基本、ストレートでアクセルを開けられるだけ開けるというような走り方はしない。アプローチの段階でスロットルを絞りながらラインを決めるべく周囲をしっかり見る。この段階でスロットルを絞っているので、荷重は前に移動する。それだけで、フォークは或る程度沈んだ状態を保っている。この状態からFブレーキを作動させるけど、作動量は極僅かで、ストップランプは点灯しないレベル。場合によってはシフトダウンをブリッピングさせながら行うけど、Fブレーキを併用する事は稀。これでもフォークは更にストロークするが、この状態から旋回動作を行う。フォークは沈んだ状態は維持しつつも、ボトムする迄には到らない。このアプローチ動作では、昔の単車でも十分に向きが変わる。立ち上がりでは、アクセルを大きくあけるけど、ガンマに乗っている時に限り、パワーバンドからのアクセルオープンに併せて半クラでエンジン回転を保ちながら、或いは、フロントのリフトを抑えるためにリアブレーキを引きずる場合もあるというパターン。
コーナーの奥迄突っ込んで、ガツンとブレーキを掛けるような乗り方をしないためか、Fブレーキの制動能力はノーマルでも不満無いし、Fフォークのスプリングレートが柔らかいと感じる事もない。アプローチはスロットルコントロールでフォークを沈めて、それを維持するというスタイル故に、Fフォークは、柔らかく、動きが穏やかというのが一番の理想である。
Fフォークがフルボトムしていない状態で、ストローク状態を保っていながらも、サスペンション自体は柔らかい状態であり、外乱でフロントが暴れたり、或いは、グリップを失ったりと言う事は無いのである。サスペンションがグリップの変化、外乱の入力に対しても繊細に動作できる状態を保たせているのである。
立ち上がり段階でも、柔らかいフロントセッティング故に、加速でフロントが路面から離れる事も抑えているので、安全で乗りやすい、、、、これが自分流だ。
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