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2015年6月21日 (日)

速度レンジ

同じタイヤでも速度規格の異なるモノが用意されている場合がある。
速度表記がHの210km/h以下対応のモノ、Vの240km/h以下のモノだ。

昔ならダンロップの重量車用のタイヤでJEGRA/JEGRA Vがあったけど、今でも探せば結構ある。

ブリヂストンならBT-45V、DUNLOPならK300GPなら多くのサイズでV規格のタイヤが選べる。ダンロップのK527、 K505もサイズによってはV規格のモノが選べる。K527なら120/90-17 MC 64V、K505なら140/80V17 MC V270(69V)あたりだ。

因みに、銘柄が同じならトレッドパターンは共通、恐らく、タイヤのコンパウンドも共通だろう。速度記号が違うということは、高速域でのトレッドの復元性の補償限度の違いだろうから、内部構造の違いという部分が大きいのかもしれない。結果的に、乗り心地の違いとなって現れる可能性は在るけど、高速回転による変形への耐性と、中低速での乗り心地というのは基本的には体感に影響する要素は別物のような気がする。高速回転によっても真円度を保つというのは、剛性が高いということで、基本は乗り心地が堅めになると考えて良いだろう。

剛性という言葉も曖昧であり、タイヤ全体の変形への耐性を表す場合もあれば、トレッドパターン自体の変形への耐性を表す場合もある。一般にハイグリップタイヤというのは、柔らかいゴムで路面をしっかり掴みつつも、接地部における形状が変形しないように溝が少なくして接地面トレッドの変形耐性を剛性と表記している事が多い。

速度記号とグリップ力は基本的には関係無い。グリップ力というと、パターンの剛性と、コンパウンド次第である。そう言えば、TT900にはTT900GPNというモデルもある。リア用では 130/70-17 MC 62Sというもの。速度記号的にはSだから対応最高速度180km/h、荷重指数値は62だから最大荷重は265kgというもの。速度レンジは低いけど、これはグリップ強化型のコンパウンドなのだ。これからも判るように、速度記号とグリップ力は異なるのである。

考えようによっては、ガンマだと、荷重も速度も十分かもしれない。タイヤの剛性自体は、今の150/70-17 MC 69H、最高速度210km/h、最大荷重325kgは不要かもしれない。そもそも、ノーマルでは120/90-17 64Hだから210km/hの280kg程度のモノなのだ。

旧車にワイドホイールをスワップさせてゴツイタイヤを履かせるパターンが少なく無いけど、速度記号が高く、最大荷重が大きなモノに必然的に変化してしまう。しかし、古い単車に、そのタイヤが適切か?ということを考えると、明らかに違う訳だ。耐荷重が大きく、速度記号が大きなものとなると、剛性が上がりすぎて、逆にグリップ低下を来す場合も有り得る訳だ。

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