人間性
小型機の墜落、原因は特定されていないようだけど、、、前記事でエンジン始動~離陸時においてエンジンの異常にパイロットが気付いていないとしたら、恐らくエンジンに異常は無かった可能性が高い様に思うって事を紹介した。。普通、異常があれば、日常的に接する運転者なら判る筈だからだ。自身、単車、車でも異常はエンジン始動時から気付くモノ。
で、今回の調査で出てきた話で興味深いのは、燃料満タン+5人乗車で離陸に必要な滑走距離が足らないという事実と、フライト前のエンジンランナップ(運行前点検)を怠った可能性が浮かび上がっている。
これ、仮に事実だとしても驚かない。現時点では可能性ということで、事実と確定されている訳ではないが、仮に、そうであったとしても、今時の日本人全般によく見られる傾向だと思う。確認せずに大丈夫だろう的な運転というか操作は、日常なら車の運転で良く見られる話だ。
日常では、停止線を無視した一次不停止運転のドライバー、見掛ける限り95%以上がそうだ。彼ら的には、大丈夫だろう!という意識で運転している様子だ。後は、横断歩道等での停止線手前での停止が守れない奴の多さ、、、駐車場における指定枠線をはみ出して駐車する奴の多さ、、、、結構、本人は何も考えていないのだろう。勤務先の役員で、安全教育担当役員の車も枠線内に駐車している事を見た事がないような人もいるけど、一寸したルールを守れないというか、そういう奴は極めて多い。
一見、これくらいなら大丈夫だろう的なルール違反は非常に多いのだ。小型機の墜落も、一寸前に試験飛行しているから大丈夫だろう的にエンジンランナップを省略したのだろうし、そういう意識故に、必要離陸距離の確認も意識することなく怠ってしまったのだろう。
一時不停止で接触事故を起こす奴も、まさか車が来るとは思わなかった的な理屈を言うし、枠線はみ出し駐停車で車がぶつけられる奴も、自分の事を棚に上げる奴が多いけど、そういう小さい油断が事故や他人に迷惑を掛けるのである。
小さなルール、、、、これを自分勝手な判断で重要度を軽く見て無視、、、、車の運転を見ていると、こういう人が多い事がよく判る。恐らく、小型機墜落もそういう要素が多分に含まれているような、、、そんな気がする。
小さなルールが一番違反されやすいのである。
因みに、車関連で小さなルールというと一時不停止が思い付く。一時不停止違反をした事が無い訳ではない。自身も19歳の頃、大学のある東広島で単車乗車時に捕まったけど、それ以来、一時不停止を行わなかった事は無い。その際、交通機動隊の白バイに言われた事を遵守しているだけだが、停止線、枠線、車線、、、、この辺りは、公共空間を複数で効率よく使うための目印線であり、これが守れない奴はアウトだ。個人的には、一時停止線も、車線、駐車枠線は皆同じ意味を含んでいると思うので、少なくとも、この指定線は全て守るように心掛けている。
勿論、指定速度、法定速度や、携帯操作運転の禁止といったルールも重要だが、一番重要なのは、自身の空間を守り、他人の空間を侵さない指定線ルールの遵守が最重要だと思う。
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