物欲メリーゴーランド
基本、新しいその気になるモデルが欲しいということで、VTR1000SPとかTL1000Rとかが一番気になるところ。二番手は、SV1000Sのような中庸なモデル、三番手は、趣向を変えたグッチV7ストーンのようなモデル。
しかし、懐古心で気になるモデルもある。
それは、、、、本家の1100は人気だけど、同じ形でもマイナーどころで人気も無い750モデルのカタナ。欲しいのは、GSX750S2カタナだ。形自体は一型のフロント19インチのモデルや、輸出1000/1100と同じだけど、当時流行のフロント16インチ(リア17インチ)を履いた形的にバランスが微妙なモデルだ。
これ、大学生になった時には生産中止のモデルだけど、大学一年の時に、並木通り南側の地蔵通りの行き着けの喫茶店(下校中にバリ伝、ララバイよんで帰る)に良く停まっていて印象に残っている。大学卒業間際に一度だけ乗った事があるが、見た目の大きさに対して、16インチホイールの効果か、結構良く曲がる印象で、ガンマ500を買う段階で、一度候補になったモデルだ。
当時の価値観では、メーターバイザー、セパハン、集合管は必須と思っていたけど、それでヨーロピアンカフェレーサーっぽくなる唯一の空冷モデルがカタナだろう。
今の目で見ると、恐らく、我が家の車検付きのどのモデルよりも遅いだろうし、どのモデルよりも重たいし、非力だとは思うけど、所謂、ナナハンである。我々世代では、ハーレーよりも、リッターバイクよりも、、、、バイクの王様は『ナナハン』という思いが強かったりする。ということで、普通に考えたらVTRとかSVの方が実用的で現実的なんだけど、どうした訳か、、、、30年以上前のモデルもチョット気になったりする。
当時の印象、普通に使うにパワー不足な筈もなく、普通に乗るには普通に十分。恐らく、今乗ってもそうでしょう。峠を走るにしても、恐らく、普通に十分。当時の400ccクラスでもフルバンクで攻めて走れる場面なんて限られていたから、普通に不満なんて出ない筈。
タイヤのグリップレベルも当時の通常サイズのハイグリップタイヤで普通にフルバンクできていたから、今時の強烈なハイグリップラジアルは不要。
まぁ、1980年代以降、峠で遊ぶ時は、長い直線ではアクセル開けないような走り方だったから、爆発的な加速力は不要。立ち上がりでの加速は車体が立つ迄だから今時の百数十馬力以上の大パワーは不要なのだ。
ということで、この時代のモデルも結構気になる。1980年代のフラッグシップというと、CB~VF系、Z~GPZ系、XJ~FZ系もあるけど、何れもツアラー入っている。特に時代を限定し、シンプルな空冷車でありながら、セパハン、B/S、集合管でヨーロピアンカフェ的になるのはカタナオンリーだ。CBもZも、アメリカンスーパーバイク風になるのが精一杯だ。カタナ以外はアップライトポジションが基本だったからだろう。
まぁ、現実に入手する可能性は高くないような気がするけど、色んな考え方が芽生えたりするもの。但し、これに買い換えるとなると、SVではなくCXからの入れ換えかもしれない。
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