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2015年7月27日 (月)

86とロードスター

次期86、ロードスターのプラットフォームを使うとか、、、そんな噂が流れている。
それは兎も角、86/BRZってどうよ?っていうと、これ、個人的には、あまり関心が持てないモデル。
コンパクトボディのFRに水平対抗エンジンっていうパッケージに、メーカーの言う程のメリットが見出せないというのが個人的な感想。
確かに、低重心エンジンというのは優れものかもしれないが、それ以外の部分では選ぶ選択肢としては響いてこないのである。

次期愛車検討では、担当のトヨタの営業マンが勧めてくるけど、どうも好きになれない。

そもそも、幅の広い水平対抗のエンジンをフロントマウントするのが今一である。幅が広い上に、最外部がシリンダーヘッドでスペースを取る構造。フロントエンジンの場合、足周り(操舵系、懸架系)との干渉回避による影響は小さく無い。リアマウントなら、その影響は大きくないが、フロントマウントというのは影響は小さく無い。特に、幅の広い部部の長さが相応にあるのも問題。フロントミッドにマウントさせるにしても幅の広いエンジンのレイアウトは結構周辺機器を圧迫するし、ミッドマウントを勧める程に、エンジンハイトが低いメリットをパッケージに活かしにくくなる。
他にも、過去のインプレッサで何度か経験したけど、タイミングベルトの狂いが結構頻発するし、そのメンテナンスも大掛かりになるのが今一だったりする。

更に、小さなボディに搭載するための水平対抗エンジンは、どうしてもビッグボア傾向だし、どうしてもコンロッド長は短めな構成となる。ビッグボア構成なのは選択肢として有りだけど、エンジンを高回転迄スムーズに回すためにはコンロッド長は短いよりも長い方が有利。本質的に、狭いところに押し込む水平対抗エンジンっていうのは、何かと制約を受けやすいのは確かである。

スポーツカーっていうのは、素材として育てるキャンバスとしての自由度が結構重要だ。自由度が広い程、色んな発展の可能性がある。その可能性という面では、素の状態では下手な過給器に頼ったり、窮屈なレイアウトというのは極力避けたいもの。
極力コンベンショナルに、極力シンプルに、、、、無駄は無いが、余裕がある、、、、そういうパッケージ、パッケージを成立させる要素というのが重要だと思う。

そういう意味で、ロードスターのような無駄の無い構成に、極力シンプルで必要最小限の直4NAエンジンというのは貴重な存在だと思う。

次期86がロードスターのプラットフォームの上にクローズドボディーを被せるとなると、オープンボディのロードスター以上に頑丈な車体が軽量に作れる可能性がある。
そうすれば、もう一回り強力な直4を乗せても結構楽しそう。

もしかしたら、ロードスターのプラットフォームのクローズドボディー版には、ロータリーを搭載する可能性も夢見たり、、、、次期RX-7と次期86が同じプラットフォーム、同形態(クーペ)のボディでエンジン違いとして登場したりはしないものだろうか?

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