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2015年8月18日 (火)

頑丈なキックスタンドは?

昔、ロードマンが全盛だった1980年代前半の頃、ロードマンの役割は中高生の通学自転車であり、キャリア、ダイナモ、折り畳み籠、サイドスタンドは普通に装備していた。キャリアは前後用共にメッキの頑丈な専用品、スタンドはスチールメッキ製でチェーンステー、シートステーでクランプする頑丈な構造で、当然ロック機構付きだ。
軽快車、ミニサイクルではロック機構付きの両立スタンドがスタンダードである。

で、最近はどうか?っていうと、軽快車、ミニサイクルは昔同様にハブ軸固定の両立スタンド、子供車、折り畳み自転車ではスチールメッキ製のキックスタンドでハブ軸固定タイプ。
しかし、スポーツ車用のスタンドは頑丈なスチール製のロック付きキックスタンドというのは皆無。

殆どが、サードパーティのリリースするアルミ製スタンドで、スタンドの長さ、固定位置がフレキシブルに変更出来るタイプ。
まぁ、不都合は無いけど、このフレキシブルに変更可能なスタンドっていうのはガタが多く、ロック機構も無く結構不安定。そして、構造と材質のためか耐久性に欠けて早く使い物にならなくなる。

娘の前のMTBであるルイガノのLGS-5Proでも汎用フレキシブルスタンドを使っていたけど、一本目は簡単に壊れたし、二本目も既に崩壊の予感、、、、そこで、息子にシフトさせる前にスタンドを頑丈な物に変える事とした。
しかし、、、昔ながらのスチール製ロック付きスタンドは殆ど見掛けない。

気長に探す事半年、、、、26インチ昔のランドナー用の商品をヤフオクで発見したので入手してみた。見た目はメッキに錆びが浮いているけど、まぁ、使えるからOKだろう。
当然、昔のスポーツ車と今時のMTBのシートステー、チェーンステーの太さ、角度が違うので、そのままでは装着不可。更に、LGS-5Proは前後ディスクブレーキなので固定ネジの取り付けには色んな制約がある。
そこで、車体に現物併せしながら、程良いネジ長にカットしてディスクローターと干渉せず、クイックレバーに干渉せず、さらに、シートステー、チェーンステーをしっかり抱いてクランプできるように本体形状を加工して装着してみた。

結果は上々である。ロック機構が付いて簡単に外れない。そして、ガタツキはなく車体をしっかり支える事が出来る。スタンドの出し入れでは、硬質な操作音と共にイイ感じで操作出来る。これでこそスタンドである。

キックスタンドは結構便利なのだ。スポーツ車だとセンタースタンドも多いけど、センタースタンドっていうのは、メンテナンスの際にはクランク逆回転が出来ないので案外不便である。その内、街乗りDAHON、スピママ号もセンタースタンドを止めてキックスタンドに交換してみようと思う。

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