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2015年8月30日 (日)

安全靴とライディングブーツ

結論は似て非なるもの。代用は可能か?というと、出来ない事はないが、用途の適正から言えば安全靴はライディングブーツに劣るということ。
で、ライディングブーツに求められる機能は何か?を改めて考えてみる。
一つは、快適な操作性、操作に対する耐久性の確保、もう一つは万が一における安全性だ。
操作性の部分と安全性の部分、これが重要だ。

ライディングブーツにおいて、操作性を確保するために如何なる工夫が確保されているか?というと、乗車姿勢においてストレスが掛からない立体縫製デザインや足首部前後にシャーリング加工が施されている。ステップワークで滑らかな動きが出来るように靴底は基本はフラットソールで、ステップと引っ掛からないようになっている。それでいて、土踏まず位置でステップが捉えられるように土踏まず位置が判るような窪みのあるソールが用いられている。
なお、操作における耐久性確保のために、右拇指球上にはシフトレバー対策の補強が為されている。
安全性の面では、基本は転倒時の衝撃で脱げないようにタイトなデザインの場合が多い。更に、転倒時における足首保護を重視し、足首は左右方向には曲がりにくいデザイン、そして踝に補強パッドが装備されるモノを多い。

安全靴の場合はどうか?というと、ライディングポジションでの利用が想定されていないので、基本は直立姿勢でストレスがないような縫製となっており、靴底は歩行時において滑りにくいブロックパターンのソールが用いられている。作業において守るべきは爪先であり、爪先部には鉄芯が入っている場合も多い。モノによっては、踝迄カバーされているバスケットシューズっぽいデザインもあるが、プロテクターが入っている場合は稀だ。
ということで、一見長靴のように見える両者だが、機能を較べると結構異なった作りとなっている。
それ故に、ライディングブーツは乗車時以外には快適ではないし、歩行時に着用すると傷みが加速度的に早くなるし、安全靴の保護機能は、転倒時、乗車時においては効果を最大限発揮するとも言い難い。

因みに、価格差は非常に大きく、ライディングブーツはオール本革製となると2万円前後からとなるが、安全靴なら数千円から調達可能。ライディングブーツで一万円前後となると、基本はPUレザー系の合皮製品が殆ど。まぁ、合皮+樹脂のブーツでも機能的には問題無いだろうが、多くが中国製であり機能性、耐久性の面では怪しいモノも少なくない。
日常履きで、コストを抑えて安全性を重視するなら、安全靴の選択肢も、、、。
先日紹介した『復興ものづくり工場・浜田製靴』さんの本革製ライダーブーツは、基本安全靴だけど、運転操作時における耐久性を高めるシフトレバープロテクター、踝パッドが施された製品だ。靴底が通常安全靴で、前傾姿勢向きに立体縫製されていない点が残念だが、ビンテージバイク、ネイキッドバイク、スタンダードバイクユーザーなら悪くない選択だ。価格も税込みで8,600円で、安全靴よりは割高なものの、ライダーブーツとしては極めて安価でお奨めである。因みに、安全靴でもヒモによる編み上げタイプはNGだ。レバー等に絡まって転倒のリスクがあるし、転倒すれば高い確率でヒモは千切れる。編み上げタイプの靴は二輪運転には不向き。そういう選択をする人は少なくないけど、危険なので止めた方が良い。

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