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2015年8月11日 (火)

電動アシスト新旧基準

電動アシスト自転車の基準が変わって久しい。
旧基準は人力と等倍がアシスト上限でアシスト上限が維持できる最高速度が15km/h(漸減速度)でアシスト上限速度が24km/h、新基準は人力の二倍がアシスト上限で漸減速度は10km/hのアシスト上限速度は24km/hで変わらずという仕様。

一見、文面だけ見ると、漕ぐ力が半分で済むので強烈に楽になりそう、、、、そんな印象だけど、実は違う。

走行に必要な負荷が100%だとすれば、旧基準は50%負担だったのが新基準では33.3%負担となる訳だ。つまり、後ろから押される力は50%から66.7%となるのである。つまり、出力アップは66.7/50という比率。33%の出力アップということ。
一方で、漸減速度が15km/hから10km/hとなっているので、15km/h時点での出力比較をすると、、、、漸減域の補助率も決まっており、速度から10を引いて7で割った数値を、2から引いた数値が、人力に対するアシスト率の上限。
式で与えると

漸減域アシスト比=最大アシスト比-(速度-漸減速度)/(漸減速度幅/最大アシスト比)

時速12km/hなら、新基準:2-(12-10)/7=2-2/7=2-0.29=1.71
        旧基準:1.0
時速15km/hなら、新基準:2-(15-10)/7=2-5/7=2-0.71=1.29
        旧基準:1-(15-15)/9=1-0=1.0
時速20km/hなら、新基準:2-(20-10)/7=2-10/7=2-1.43=0.57
        旧基準:1-(20-15)/9=1-5/9=1-0.56=0.43
時速24km/hなら、新基準:2-(24-10)/7=2-14/7=2-2=0(アシスト消滅)
        旧基準:1-(24-15)/9=1-1=0(アシスト消滅)

となる。
宣伝だけ聞くと、出力が二倍になった的な話が多いけど、漕ぐ力の二倍が補助されるというのは、走行時の負担が1/2から1/3になったと言う事で、逆に言えば、モーター補助が1/2から2/3になったという事。モーター出力で言い換えれば50%補助が66.7%補助になったということで、33%の出力向上ということ。それも、アシスト比で人力の二倍の動力が発生できる時速10km/h以下の速度域限定ということ。
補助率は大幅に改善されているけど、二倍という数字には到らない。

因みに、アシスト比が抑えられる速度、10km/h、15km/hという速度はもう少し高い方がよいような気もする。自転車を使っている際の速度を見ると、15km/h~20km/hという状態が一番多い。25km/h以上ということは殆ど無いので、アシスト上限が24km/hというのは良いけど、アシスト比を徐々に低下させる必要は無いような、そんな気もする。

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