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2015年8月26日 (水)

ケイデンス

何年か前からか、ケイデンス90で乗るのが良い!的な話を良く耳にする。
確かに、高回転で回せる程度の負荷で回転数を上げる方が負担は少ないのは事実だけど、普通に休日にサイクリングするなら、もっとゆっくりと漕ぐ方が疲れないような気がする。

勿論、ゆっくり漕ぐにしても重たいギアを踏む訳ではない。軽いギアをゆっくり漕ぐのである。
ロードバイクなら30~35km/hでの維持走行が多いかも知れないが、20~25km/h程度で走るのである。

自転車での走行抵抗の多くは空気抵抗だ。35km/hで走る時と20km/hで走る時というと、速度は35/20=1.75倍だけど、空気抵抗は速度の二乗に比例するので、3倍以上だ。抵抗が3倍というと、、、、、3倍の力が必用だ。

速度を上げて走る時の選択肢は二通り。ケイデンスはそのままにハイギヤードなギアを選ぶ。この場合、重たいギアを踏むので、正直疲れる。
ギアはそのままにケイデンスを上げる。しかし、この場合、速度を上げる程に抵抗が増えるので場合によってはギア比をローギヤード側にシフトする場合もあるが、そうなると更にケイデンスを高める必要が出る、、、、結果的に息が上がる。

息を上げず、筋疲労を感じずに走るには、、、、低い速度で、息が上がらない程度のケイデンス、筋疲労を感じない程度のギア比で走る、、、これが一番。

となると、20~25km/hで、60~70rpm程度のケイデンスで漕ぐのが楽、、、、最近は、そんな気がする。距離を稼ぐには、走行距離あたりの疲労を最小にする必要があるけど、なるべく疲れないポイントを選ぶのが大事。
空気抵抗が無いなら、ケイデンスを上げて速度を出しやすいけど、速度が上がる程空気の壁が負担になる。結果、軽いギアを選び更に余分に回転を高めなければ速度は保てない。結果的に、息が上がる訳だ。

空気抵抗を意識しないで済むレベルの速度に抑えて走る、、、これが長距離走行の秘訣かもしれない。それでいて、足の自重でペダルを踏むレベルの軽負荷で進むのが疲労度最小となるような気もする。

週末のピスト走では、平均速度で35km/h以上で走行するので結構疲れるけど、平日の昼休みポタリングでは25km/h以下で走行する。速度を抑えて走行する区間では特に疲労感は少ないし、暑くても走行風が心地よく感じる事が多い。25km/h以下での走行、、、夏場に快適に走る秘訣かも知れない。軽いギアで、高くないケイデンス、、、、夏場にはお奨めだ。

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