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2015年9月25日 (金)

リッター50km!?

マツダの次世代ガソリンエンジン構想は、現在最も良い37km/Lを大幅に上回る45~50km/Lキロのエンジン開発に着手する方針だそうだ。
このような数字を掲げるということは、その手前の40km/L程度を実現する目処が付いたと言う事なのだろう。見通しが立たないと、アナウンスなどしないからだ。
2020年以降に完成という見通しということは、この来年辺りには、40km/Lを狙える次世代パワーユニットの雛型となるようなエンジンが登場するのかもしれない。
恐らく、それは、HCCIと呼ばれる第二世代のスカイアクティブエンジンであり、その開発に目処が付いたということだろう。そして、HCCI運転領域を拡げる方向性で何かを掴んだということなのかもしれない。
超高圧縮比で、所謂、ノッキングが多発するのを如何に防ぐか?ということだろうけど、想像だけど、従来のノッキングを抑えようとする発想が制御不能という概念を生み出していたところを、意図的に爆発を開始させる予点火的な発想で、ノッキングの発生パターンのルールを掴んだ上での制御、ノッキングを利用するような方法でも見付かったのかも知れない。案外、突拍子も無い箇所に予着火用の従来点火とは異なるプラグでも配置したりしているのかも、、、と、想像したりする。
個人的には、REを使ったレンジエクステンダー、次世代RE等も期待したいところだが、今やマツダの動きは目が離せない。

今、VWやBMWのディーゼルに懐疑の眼が向けられているが、果たして、スカイアクティブDはどうなのだろうか?基本、尿素SCR等の前処理無しが不要な程、NOXを発生しないそうだが、いずれ、第三者機関が評価するだろう。

何れにせよ、この時期に、こういう発表をすると言う事は、東京モーターショー辺りでコンセプトエンジン辺りが展示されるかもしれない。楽しみである。

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