遠心式スーパーチャージャー
最近、登場が噂されているような電動ターボ。
通常、排気タービンでコンプレッサーを駆動して過給するけど、コンプレッサーの駆動を電動のモーター駆動で行って過給する装置。
しかし、、、コンプレッサーの回転数は十万回転オーバーで20万回転とか普通だから、せいぜい1~2万回転定格のモーターの回転数だけで、そこまで回転を上げるのは簡単ではない。そのために、増速装置が必須だろう。
最近では、フランスのヴァレオが12Vを48Vに昇圧して永久磁石を使わないSRモーターで実現したとの報道もあるけど、モーターが水冷式とのことで、実は色んな苦労が有りそう、、、。
因みに、タービンコンプレッサーを機械駆動で行うのがROTREXのスーパーチャージャー。これは、駆動はベルト駆動でプーリー比で増速を果たしているけど、それでもコンプレッサーを20万回転迄上げて使うのは、普通に考えて結構リスキーで、市販車に大丈夫?という気もする。
電動ターボの時代到来とか聞くけど、設置の自由度、コンパクトさ以外に、圧力式過給器であるインペラタイプのコンプレッサーが有利とは思えない。
それよりも、低回転域からしっかり過給できる容積式コンプレッサーの方が回転を下げて使える分、耐久性も高いのではないだろうか?
容積式コンプレッサーならルーツ式が有名だけど、ルーツ式の駆動はベルト駆動だけど、これをモーター駆動にするのもアリかもしれない。ルーツ式コンプレッサーに拘らず、容積式ならば、ロータリーコンプレッサー、スクロールコンプレッサーをモーター駆動で運用するのであれば、エアコンの室外機と同じだから、高い信頼性を持つ技術を安価に利用できるのではないだろうか?
昔、ワーゲンコラードのGラーダってモデルがあったけど、あれを電動で実現するのとかが面白そう。
| 固定リンク
コメント