« 本革、合皮 | トップページ | 健康遊具 »

2015年9月 1日 (火)

シートピラー

自転車のシートピラー、ヤグラの構造が色々あるけど、脱着が簡単なのは、リッチータイプ等で呼ばれているような、裏から一本のボルトでクランプする構造のモデル。ネジ一本で固定出来るので脱着が簡単である。しかし、構造上真下に固定ネジがあるので、15mmから25mm程度のオフセットが発生する。更に、モノによってはトリム調整がギザ溝単位で制約を受けて微妙な調整が行いづらい場合もある。
トリム調整が可能なモデルというと、基本はクランプボルトが2本のタイプとなる。ボルトを上側からスパナで固定するタイプと、裏側からボルトで固定するタイプがあるが、昔は、上側から固定するタイプが多く、最近では裏から固定するタイプが多い。

個人的には、アーレンキーでの調整が可能で、微調整が可能な裏から2本で固定するタイプがお気に入り。このタイプは構造上、最も高剛性で軽量に出来るのがオフセットゼロとなる。
オフセット量は色々選べるけど、自身は、サドルのクランプ位置はサドルレールのセンター位置、そして、そのクランプ位置のセンターにシートポストが位置するような配置関係が最も好みだ。

サドルポジションの調整でサドルレールのクランプ位置は調整可能だけど、レールセンターでクランプする方が、高負荷でのペダリングにおいて腰の座りが安定しているように思うし、サドルの破断リスクも少ないからだ。偏った固定では、サドルレールの前後変形量に差がうまれ、座面のプラスチックの破断を早める事がある。

なお、サドル自体は頑丈なサドルが好きであり、車体にガッチリ固定されるという意味では、クランプセンターで体重が支えられるオフセットゼロが個人的には理想だ。
ポジション出しは、ステム長、サドルオフセット量で調整するのもアリだけど、基本はフレームジオメトリーで対処させたい。

因みに、我が家のフルサイズバイクのシートピラー、CM-1000、メッキロード、ステンレスロード、東叡スポルティーフはオフセットゼロのピラーである。シルクピスト、ユーラシアスポルティーフがオフセット15mmとなっている。

|

« 本革、合皮 | トップページ | 健康遊具 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シートピラー:

« 本革、合皮 | トップページ | 健康遊具 »