排ガス規制
二輪車選びをしていて気が付いた。先日、友人と愛車談義をしていた時、最近のバイクは触媒がついて、、、、という話。そう言えば、このところ、インジェクションかどうか?の事ばかり考えていたけど、それと前後して排ガス規制対策で触媒が採用されている事を思いだした。
ザックリ言うと、、2000年までに生産されたバイク(新型車は1999年、継続生産車で2000年、輸入車で2001年)は99db以下で、触媒の必要は無し。2001年~2003年に生産されたバイクは99db以下で触媒が必要。2004年以降に生産されたバイクはさらに厳しく94db以下で触媒が必要。この辺りの判断は、型式記載を見れば解る。四輪のDBAとかCBAとかの表記と同じく、二輪でもBC、BD表記のある小型二輪、BA、BB表記のある軽二輪が対象。それ以前の規制は、接排気騒音( 排気流方向に対して45度の角度で排気口から0.5mの位置で測定)で、最大出力発生回転数の半分 (最大出力発生回転数が5000rpm以下の場合は、その4分の3)で測定し、自動二輪は、99dB(1986年制定)が基準で、国産の場合、1986(昭和61)年10月1日以降に型式認証を受けた車両が適用。それ以前に認証を受けた継続生産車は、1年の猶予期間の後、翌87(昭和62)年9月1日以降の登録から適用とのこと。輸入車は、さらに猶予期間があり、1988(昭和63)年4月1日以降の登録から適用とのこと。
それ以前の規制は、定常走行騒音(車体の左側7.0m、高さ1.2mの位置で、最大出力発生回転数の60%の回転(それが35km/hを超えるものは35km/h)で走行中に測定)で、自動二輪は74dB(1971年制定)と、加速走行騒音(車体の左側7.5m、高さ1.2mの位置で、250cc以上の場合は50km/h・トップの1段下のギア (6速ミッションなら5速)で進入、 10m全開、10m全閉で測定)で、自動二輪は75dB(1971年制定)。
音量が大きい方が好みという訳ではないが、スポーツバイクでは重量が特に重要。その重量軽減に効果的なのがマフラー交換だけど、マフラー交換して軽くなるというと、規制容認範囲内の消音を満たすだけでOKという考え方で軽量化は可能だったけど、今後はそれが難しい。音量規制も厳しく、排ガス規制も厳しくなると構造自体が純正と大幅に変わる事も無い訳だ。結果的に、見た目のデザインだけのマフラー交換という状況となるけど、見た目のデザインだけで重量的なメリットが薄ければ今一である。
個人的なマフラー交換の動機といえば、バンク角確保、軽量化が最重要で、次がパワーフィールだ。音は正直どっちでも良いけど、結果的に軽量化してパワーを求めれば音は大きくなる。
今の愛車は、ガンマが1985年(昭和60年)、CXが1982年(昭和57年)で規制に無縁なモデル。SVが1999年で排気騒音のみが規制のモデル。それ故に、深くは考えていなかったけど、これから維持していくのなら、その辺も考慮していく必要があるようだ。
新しい年式が良い!とばかり考えていたけど、、、、、、、考えようによっては、同系モデルが現行モデル、或いは、近年迄存在していながら、製造年式自体は2000年以前といった車両の方が良いのか?と思ったりもする。
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