速くは、、、無い
毎週ガンマに乗って遊んでいる。乗っては小さな整備を重ねてきたので、随分と調子が戻ってきた。小さな整備というのは、プラグ交換、ターミナル交換、キャブOH、オイルポンプOH~タイヤ交換、サスペンションOH、リンク類グリスアップ程度で、今後の予定としてはラジエター交換。
で、乗った感じは昔のままだ。で、速いか?というと、冷静に考えると、そうでもない。ガンマに乗る時は、同時にSV650S、CX改にも乗る。SV650Sはバクダンキット+マフラーという仕様で、CXについては殆ど全てが改な状態。それにしても、いずれもミドルツインだが、このツインに較べて速いか?というと、それ程でもないのがガンマだ。因みに、ガンマは、今はワイセコピストン+スガヤチャンバーというライトチューン仕様で昔なら定番的なカスタムだ。
中低速域からのアクセルオープンでのレスポンスは、世間的にはツアラージャンルのミドルツインの方が明らかに速い。
ツインもガンマも上に行く程回転上昇速度は落ちている筈だけど、ガンマのような2ストロークでは、そんな感じが無い。上に行く程、回転上昇が速まるような印象を受ける。
まぁ、速くはないけど、爽快な気持ちになるのは確か。パワーバンドを維持しての全開加速は、ロー、セコ程度迄しか行わないけど、それでも十分な速さである。そして、峠道では、この程度のパワーでも全開には出来ない。必要にして十分なパワーである。
速くはないけど、吹け上がりの音と振動による刺激は心地よいのは事実。排気音も素敵だし、ブリッピング併用のシフトダウンも気持ちよい。この気持ちよさは独特。
但し、速くは無い。
そして、この気持ちよさは、、、、マグナム80とか、AR125Sでも味わえる。マグナム80はノーマルだけど、AR125Sは城北チャンバー仕様で賑やかだけど、2ストローク独特のチャンバー音と吹け上がり方は共通した感じがある。これは4ストロークとは絶対的に違う感覚だ。
但し、これは2ストローク全てが同じ様な感じか?というと、そうでもない。
大昔の記憶を遡ると、TY50、DT250、TS400、ガンマ200では違う印象。この辺りは下からトルクが太く、上に行く程回転上昇速度が鈍る感じ。パワフルだけど爽快とは違う。
個人的には、爽快な吹け上がりを見せる高回転型の2ストロークが好き。
まぁ、速さを今時のモデルと比較したら、、、絶対値としては大したことはないけど、それでも公道で楽しむには能力は十分過ぎるもの。不足しているような事はない。80年代レベルでも峠でアクセル全開なんて不可能。アクセル全開で楽しめるというと80とか125の2ストロークだろう。200ccオーバーだと無理。アクセル全開で乗れるから楽しいというのはある。それが原付二種2ストロークの最大の美点。
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