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2015年9月 9日 (水)

普通のパンフォーカス

今時のデジカメには、普通の固定焦点機は殆ど皆無。
固定焦点機というと、コンパクトカメラなら30万画素時代が中心で200万画素機が登場した直後の頃迄。トイデジについては未だに固定焦点機中心だろう。

そんな固定焦点機、パンフォーカスのデジカメだけど、ピント合わせという動作が無いので、起動も速く、暗闇でも適当にシャッターを押すだけで、そこそこ綺麗に撮れるのは大きなメリット。真っ暗闇での花火、夜間の夜景等では、最新のカメラのように設定をする事なく普通にシャッターを押すだけで普通に撮れるのはメリット。

未だに愛用している固定焦点機は、FinepixのA101、CAMEDIAのC-120の二機種。A101は上位機種に200万画素のA201、A201が存在するけど、何故かA201、A202はカレンダーバックアップ電池が直ぐに壊れる。そして、何故かA101のカレンダーバックアップ電池は壊れない。強力なマクロ撮影が可能で使い勝手は上々。唯一の弱点は、ストロボオフでの室内撮影が苦手ということ。日中屋外専用機ならベストの選択と思う。C-120は単三電池4本が弱点だけど、起動、撮影間隔、電池寿命全ての面で極めて優秀。ストロボオフの室内撮影でも綺麗に撮れる。C-100のような設定が起動毎にリセットされたり、ピントが甘いということもなく使い勝手は大幅に改善されており、パンフォーカス機の決定版的なカメラ。弱点は電池蓋の爪が壊れやすいくらい。電池4本故に、二輪移動時の携帯には適さないが、室内に常備する上では非常に使いやすい。

この二機種は、未だに見掛けたら捕獲したくなる機種。

これとは別に遊べる固定焦点機は、固定焦点機ながら光学2倍ズームのKODAKのDX3215Zoomというモデル。単三電池2本駆動、クレードル充電可能なモデル、メディアがSDカードと先の二機種に較べると近代的。特徴は30mmという広角からの2倍ズームで結構使いやすいのである。難点は動作が緩慢で、筐体も大きいので携帯には適さないが、A101やC-120の画角36mm、38mmのモデルより広角撮影が可能なのは結構在りがたい。筐体が大きいので自転車や歩行時の携帯には適さないが、荷物の中に入れて運ぶのであれば画角が選べるのは構図の自由度が高いのでメリットが大きい。KODAK機らしく、青空が良い色に写るのも旅先のお供に悪くない選択。この機種はデジカメ創成期時代のKODAKのDC210Zoom時代のモデルと機能や動作が似通っており、基本部は共通かも知れない。DC210とかDC215は配色が公表だったので、それを引き継いでいる可能性もある。

これ以外の固定焦点機は防水のCASIOのGV-20、KODAKのC123があるけど、海水浴等の水辺撮影専用機となっている。

他には、創成期時代の30万画素機、トイデジが何台かあるけど、記録を残すというより、面白おかしく撮影するという目的では、何れも捨てがたい一品。特別な何かを撮影するのではなく、普段の風景や身近なモノを特別な雰囲気で記録するという意味では非常に面白い。トイデジならVistaQuestのVQ1005シリーズは何れも面白い。コントラストが独特なので、非常に懐かしい雰囲気の写真が撮影可能。個人的に好みなのは、マクロ撮影が楽しめるPETIT SHOT、INTELのCS630だ。CS630はマクロ撮影だけでなく、暗所、室内で照明の色を忠実に映し出してくれる点も美点。

綺麗には撮れないが、撮影しただけで、時代が20年程度タイムスリップするような感じになるのが創成期のデジカメで、日立 WS30、PalmPix DC85、三菱 DJ-1辺りだ。

今時の高機能カメラよりも、昔のパンフォーカス機、不自由故に、使い道を見つけて遊ぶという行為が楽しい。不自由さ故の楽しさ、、、、捨てがたい。

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