NR500の再来か?
ホンダがパテント申請。V4エンジンとモノコックフレームのパッケージだそうだ。
V4エンジンとモノコックフレームといって思い出すのは、初期のNR500のパッケージだ。
初期のトライでは、成功とは言えない結果に終わったけど、40年以上の時を経て再度現れてきた。
当時のモノコックフレームと今回発表されたモノコックフレームの風体は大きく異なる。今回のモノコックフレームは、ワイドループのツインチューブフレームでチューブの内側がくり抜かれているような構造。V4エンジンというタイトなパッケージ故に実現できるツインチューブフレームの簡素化形態のように見える。サイドループの内側の空間が有効に利用できるので、エンジン直上のスペースを吸気機器、補機のスペースとして有効に活用でき、車体自体を大幅にコンパクトにする事が出来そうなパッケージである。
昔のモノコックフレームと違い、エンジン自体は露出されており、メンテナンス性が当時のモノのような事にはなりそうにない。寧ろ、アンダーループ、スイングアームピポット等が無い分、実質的なメンテナンス性は向上し、V型エンジンの弱点である排気系の取り回しについても自由度が増しているように見える。
名称自体はV4+モノコックフレームだろうけど、V4+ピポットレスバックボーンフレームという印象。
実現されれば、コンパクト、低重心、、、、そんなパッケージが生まれそう。モノコックフレームというと奇異に映りそうだけど、カワサキのH2/Rも、基本的には同様な構造だろう。パイプで組んだか、プレートで組んだかの違いで、エンジンの上部から覆い被さることで車体を構成する構造である。直4のカワサキではパイプワークに頼らざるを得なかったのかも知れないが、ナローなV4なら板材を用いたバックボーンフレームで、こういう構造が成立するのかもしれない。
新しいモノ好きの自分にとっては、結構楽しみ。ツインチューブ+直4、、、、このホンダが生み出したパッケージだらけで競っているのが現状だけど、メーカー毎の個性で戦う方が楽しみ。ホンダならV4を軸で戦って欲しいし、ドカならL2だろう。ヤマハもスズキもカワサキも独自のスタイルで戦って欲しい気がする。
1980年代初頭、無敵艦隊RCBの優性が保てなくなった頃に登場したのが、NR500プロジェクトの後に登場したRS1000RW、それがRS850を経てRVFと昇華して無敵のV4レーサーがレースシーンを席巻していったが、レギュレーションの変化、市場の嗜好によってRVFはVTRを経てCBR1000RRが、その代役を担ってきた訳だが、その成績はRVF時代のような圧倒的な戦績を残しているとは言い難い。
開発が停止しているとしか言いようのない現CBR1000RRの次は、次代のRS1000RWとも思えるような新型V4レーサーのベースモデルがスタンばっているのかもしれない。非常に楽しみ。
ForceV4、無敵のV4レーサーが登場するのが待ち遠しい。80年代は直4人気が高くV型は不人気だったけど、個人的にはV4の方が好き。 VF400F2/750Fも乗ってきたし、、、本気のV4モデルが出れば欲しいし楽しみだ。RC30/45は既に買えるモデルでは無いから、期待大である。
| 固定リンク
コメント