呼吸筋を鍛える
基本は高齢者向け。他にCOPDの方にも良い。呼吸筋とは、肺を拡げたり縮めたりする原動力の筋肉を呼吸筋という。
息を吸う時の筋肉は、前側が外ろっ間筋、首の筋肉で胸鎧乳突筋、後ろ側が僧帽筋、脊柱起立筋、最重要なのが横隔膜(筋肉)である。横隔膜は、息を吸うと下がり肺が拡がる。逆に、戻ると肺が縮まる。普段の呼吸の7割を担っている。
息を吐く時の筋肉は、腹直筋、内ろっ間筋、外腹斜筋、腹横筋、内腹斜筋である。
吸う筋肉を伸ばす運動、先ずは、身体の前側にある筋肉を伸ばす運動。
1.脚を肩幅に開いて両手を胸の前にあて、息をゆっくり吐く。
2.息を吸いながら、首の前を伸ばす。
3.息を吐きながら、元の姿勢に戻す。
ポイントは、顎を前に突き出しながら、首の前側を伸ばす事。
回数は、3回1セットで一日3セットだそうだ。
二つ目は、背中にある息を吸う筋肉を伸ばす運動。
1.両手を胸にあてて、ゆっくり息を吐く。
2.息を吸いながら、両腕を前に伸ばして背中を丸める。
3.息を吐きながら、元の姿勢に戻す。
ポイントは、ボールを抱えるイメージで腕を伸ばす。
回数は、3回1セットで一日3セットだそうだ。
吐く時に働くお腹の筋肉を伸ばす運動。
1.両手を腰の後ろに組み、少し背中を丸めながら息を吸う。
2.息を吐きながら、おなかを突き出すように伸ばす。
3.息を吸いながら、元の姿勢に戻す。
ポイントは、お腹の筋肉が伸びているという感覚を持つ事。両肩を後ろに狭めるように行うと良い。
回数は、3回1セットで一日3セットだそうだ。
横隔膜を鍛える運動
椅子とバスタオルを使う。椅子の前に仰向けになり、脹ら脛を椅子に載せる。脹ら脛と椅子の間にバスタオルを入れる。
1.バスタオルをお尻の下に敷き5~10cm程腰を上げる。
2.太股が垂直になるようにする。
3.お腹と胸の上に手を置く。
4.おなかと胸が一緒に動くように深呼吸する。
これで呼吸筋が鍛えられるそうだ。
| 固定リンク
コメント