認知症と交通事故
週刊アサヒの連載で『ヘルプマン』って漫画がある。最近のネタは認知症による高齢ドライバーの現状がネタとなっている。
それが頭にあった訳ではないが、先日の宮崎駅前の歩道700mを軽自動車が暴走して二人が亡くなった事故があったが、ドライバーは今時では高齢とは言い難い73歳の男性。5年前から認知症を患い事故二日前迄、認知症で入院していたという報道もある。そして、当時の運転パターンが徘徊に近い運転で、事故直後には、何処にいるか?何故そこにいるかも判らないとの話だ。
事故の状況としては、幅員の広い歩道ながらも歩道内のポール等を回避しながら意識のある運転状況だったとの目撃証言もあり、意識を失っていた訳ではない様子。しかし、700mもの暴走中に断続的に人をはねていながら、介護義務を果たさない点で、少なくとも普通の精神状態では無い事も確認されている。
本人の回復を待って、取り調べを行うとの話であり、事故当日の段階では、事故と原因となる暴走運転が、認知症による異常行動が原因とは特定されてはいないが、その可能性があるのは事実のようだ。
今回の事故では、73歳でも入院が必要な認知症になりうるという話と、それが原因とは特定された訳ではないが、運転すると漫画のヘルプマンでの事故のような事例を思い出されるような惨事に繋がるということ。
身体が元気でも脳の萎縮が始まると、とってもコワイ。
脳の萎縮は40代の運動量で決まり、運動不足な40代を過ごすと60代で脳の萎縮が認められ認知症リスクが高まる。
若年性認知症は、64歳以下での発症が定義らしいけど、運動不足な状態が成人後ずっと続いていたとすれば、そうなる可能性も高いように思える。
認知症予防には、中年期の活発な運動習慣が最大。この辺の事はしっかり自覚して過ごすのが大事だ。
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