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2015年10月14日 (水)

スポーツ心臓と血圧

自身、心拍数は低めだけど、相対すると血圧は低くはない。寧ろ、収縮時血圧では125mmHg辺りを記録する事が少なくない。
心拍数が低めな理由は、スポーツ心臓となっているからだが、果たして、血圧が低くないのは何故か?
で、再度、スポーツ心臓の特徴と血圧への関連をおさらいする事にした。
スポーツ心臓かどうか?というのは、運動しているかどうかでの自己判断ではなく、正確にはレントゲン撮影等を行った上で医師からの診断で判断すべきであり、自身がスポーツ心臓であると判断しているのは、掛かり付けの診療医に診断されているためだ。
因みに、スポーツ心臓というのは、傾向的には二種に分別される。一つは、有酸素運動に適したタイプ、もう一つは無酸素運動に適したタイプだ。前者は、「心室の容積が増え、心筋の厚みは変わらない」心臓であり、有酸素運動を長時間続けるためには、酸素の供給が多いほど有利なので、吐出量が多くなるようにと、心室の容積が増えるというもの。
もう一つは、全身の筋肉が緊張させる場合に、それに打ち勝って血液を送れるように、「心室の容積はそのまま、心筋が厚くなる」タイプの心臓である。
二つの要素を兼ね備えた運動を習慣的に行うと、この二種の特徴を併せ持った心臓となる。

血圧と心拍数というのは、心臓が全身に血液を送る時の様子を表したものであり、血圧というのは、血液を送り出す力であるので、スポーツ心臓の場合は、血圧自体は高くなると考えるのが自然。そして、心拍数というのは全身が多くの酸素を必要とする場合に大量に血液を送り出すための鼓動の回数であり、スポーツ心臓では一度に大量の血液を送れるために、安静時では心臓の鼓動が低くなるのが自然である。

血圧で健康状態を管理する事は重要だが、血圧測定値の絶対値だけの判断よりも、個人の生活習慣、運動習慣によって血圧の適正値は各々であるということを覚えておいた方が良いだろう。

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