車の未来?
今年の東京モーターショー、自動運転するコンセプトカーが登場したり、車を停止時の使い勝手を重視したプライベート空間としてモデルや、車がスマホ的なモデルが登場したり、、、
こういう傾向は以前から見られたけど、これって車の未来なんだろうか?
環境性能を高めるためにFCV、EVといった技術を競ったり、車を停止時にパワーサプライユニットとして生活に組み込む提案っていうのは理解できるが、車自体をスマホにして内部に色んな情報を映し出す、、、、現実的で無いのは当然だし、コンセプトカーとしても有り得ない。開発担当者が笑顔でインタビューに答えていたけど、こんなメーカーの作る車は欲しくもない。シートレイアウトを変えて個室として振る舞う、そのための提案、、、判らないではないが、そういうコンセプトで屋外で車を個室として使う姿が想像出来ない。何故に、、、である。
運転してナンボ、動かしてナンボ、それが楽しいというのが車の本来の起点のような気がする。そういう意味で、今年のモーターショーのベスト出品というと、個人的にはマツダのRX-Visionだろう。マツダだけが自動車用として実用化為しえたロータリーエンジンを時代の要請に併せて開発し、再登場を願うというコンセプトカー、そして、そのコンセプトは紛れもなくスポーツカーとして、、、実に夢がある。
トヨタのS-FRも興味深い存在だが、ロードスターが存在する今、目新しさは、さほど感じない。一部ではスポーツ800の再来で喝采されているようだけど、FRの素直な操縦性の実用車の素性を愛好家が利用する的なKP61型スターレットのようなモデルを復刻させた方が良かったように思う。FRで素直な操縦性、小型、軽量、高耐久性、、、、荷物を載せる箇所にトラクションが掛かりやすいという意味で、本来ならプロボックス的なモデル、或いはピックアップモデルを核に展開したHBモデルをバリエーションとした構成で展開して欲しかったように思う。今なら市販車でデミオ15MBが存在するが、あのサイズ、実用性で縦置きFRで軽量、高耐久性な実用車を提案した方が良かったような気もする。小型FRで台数を稼ぐために新興地域のバン、トラックへの展開を考慮したコンポーネントで実用HBを超低価格で提案する等の工夫が欲しかった気がする。
二輪車では、先進性という意味では、ヤマハの操縦ロボットだが、単車自体で興味が湧いたのは、スズキのターボエンジン、ホンダのライトウェイトコンセプトが興味をそそった程度で、身近さを感じる部分では、チョット期待外れという印象だ。
個人的には、実現可能そうな出品車両で最も期待が高かったのは、アルトワークスだ。ターボRSのネガを全て解消したかのような5MT装備のワークス、実に期待大である。
我が家のプロボックス・スーパーチャージャーの買い換え対象としては、今はデミオ15MB、アルトワークスが有力な候補だ。
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