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2015年11月21日 (土)

40代の過ごし方で60歳からの健康状態が決まる

40代終了の自分には関係無いけど、こんな事、言われる前から判っている。ある時点の健康は、それより前の積み重ねの結果だからだ。
ただ、興味深い研究は、40代の運動量と60代以降の認知症リスクの関係の報告だ。

その報告は、ボストン大学医学部のニコール・スパルターノ博士によるもの。それは、中年期に『ある種の行動パターン』を続けてしまうと、老年期になって脳の委縮へと結びつくという。その「ある種の行動パターン」こそ、運動もせずゴロゴロしてばかりいる状態だという。運動不足な40代を過ごすと、60を迎える頃には、通常より脳みそが萎んでしまっているという。実際に1200人以上のサンプルで40代からの20年後の状況を血圧、心拍数、脳の状態の統計を取って得た結果だという。

 運動不足の人は、ちょっとした運動で心拍数や血圧の急激な上昇を来たし、ダメージを受けやすい脳内の細い血管は傷つき、脳細胞も破壊されるという。これが、脳の委縮に結びつくのではないか?との説を唱えている。
 殆どの中年は運動不足だが、十分に身体を鍛えている人は、脳への酸素供給効率が良く、それによるダメージも受けにくいのが特徴。つまり、持続的な運動で心拍数を高めるような生活習慣を取り込むのが大事だという。
 老化と共に、認知症リスク以外にも、生活習慣病リスク、癌リスクも上昇するが、それを予防するには運動が必要。

 しかし、そんな文献を読んだ40代の人間が、ある日突然、運動を毎日継続するための時間配分を実現するライフスタイルを実行できるか?というと、現実的には不可能。本人を取り巻く環境要因が、本人にそれを行わせる事を許さない。これが、サラリーマンの宿命だ。40代時点で会社に長い時間残って働き、土日も無いような生活を続けていれば、上司も部下も、こいつはそういう奴という判断をする。その判断で、その人の立場も決まっている。逆に言えば、そういう生活をシフトする事は、本人が望んでも回りが許さないのだ。

 40代時点で、あいつはそういう奴だと回りに思わせるための下準備が数年単位で必要なのである。その環境を作らない限りは、本人が望む運動重視の生活なんぞ組み立てる事は現実的に不可能なのである。
 逆に言えば、それに何時気付けるか?そして、そういうシフトをする決断を何時するか?ということになる。回りの環境、回りの目、評価を変化させるには、少なくとも2~3年は掛かる。40代でシフトさせるためには、30代後半から回りからの見られ方を変えなければ無理だろう。それが現実。
 毎日遅くまで働いて、帰宅したら夜十時、、、、休日も出勤がデフォルトとなると、本人が心拍数を高め循環器系を鍛え、それに応じた筋力を身に付けるような運動時間を確保しようとすれば、睡眠時間が消滅する。人間、睡眠時間も或る程度は必要。最低でも6時間は欲しい。それで、日々の所要運動時間としては2時間程度は欲しい。朝6時起床となると、午前零時就寝が基本。運動時間が2時間、それ以外の時間(食事、育児、入浴等々)も2時間は必要。となると、遅くとも午後8時前には帰宅していないと不可能。そんな生活、そういうシフトを目指して変化させていなければ、実際には非常に困難と言える。
 まぁ、各自は自分の人生の中で優先順位をよく考えて生活を組み立てる事が大事ということだ。

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