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2015年11月17日 (火)

長寿の秘密

どうしたら健康に長生き出来るのか?これを100歳以上を含む日本人を追跡した結果、二つの鍵が見えてきたそうだ。

100歳以上のお年寄りを百寿者とよんでいるそうだが、今、この数が著しく増大しているという。
因みに、健康寿命、平均寿命の差は男性で9年、女性で12年と言われているが、これを如何に近付けるか?を調べるために、百寿者の方々の生活を追跡したという。
研究の対象は、百寿者が684名、その子が167名、85~99の高齢者703名、合計で1554名を追跡調査した結果

健康長寿の指標としては、日常生活の自立度、認知機能、病歴、余命の四つを用いる。
その為に調べる項目としては、造血能力、慢性炎症、コレステロール値・血糖値、肝機能・腎機能、テロメアの長さを調べたそうだ。

その結果、慢性炎症の程度が低い程、健康長寿だという。炎症でも慢性というのは、自覚症状無しで全身で徐々に進行するたいぷ。内臓脂肪が原因で、TNF-α、IL-6といった物質が分泌されて血管、肝臓、肺、心臓に負担を及ぼす様子。加齢も慢性炎症の原因となりうる。理由は免疫の低下、細胞の老化に起因するからだ。85歳以上の高齢者の場合、慢性炎症の程度が低い程余命が長い事が判ったという。更に、慢性炎症の程度が低い程、日常動作の自立度が高く、認知機能も良い状態となっているそうだ。

もう一つがテロメア。これは、DNAの末端を保護して遺伝子の安定を保つ役割を有するが、細胞分裂によってテロメアは減少するが、一定以上の分裂後はテロメアの長さが不変となる。しかし、百寿者の人はテロメアが長い傾向が判った。これは、長寿の人のテロメアが短くなりにくい傾向があり、これは健康寿命が長くなりやすいということをしめしているそうだ。

慢性炎症の抑制には、食べ過ぎ・運動不足を改める。百寿者の方の多くは中年の頃から腹八分目の生活をしていたそうだ。
将来的には、慢性炎症を抑える薬が開発されるかもしれないそうだ。

まぁ、父母、祖父母に長寿な人が居るとすれば、後は肥満に気を付けて生活すれば百寿者として長生き出来る可能性が高くなる、、、そういうことのようだ。

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