脳卒中、検査でわかる高リスク
脳卒中の高リスク、心房細動が脳梗塞(心原性)、頸動脈狭窄が脳梗塞(動脈硬化)、脳動脈瘤がくも膜下出血と言われている。
心原性脳梗塞栓症は心房細動による血液の淀みによって生じた血栓が脳に送られた時。高齢化で増加傾向で、脳梗塞リスクを5倍迄高める。心房細動は動機、目眩、息切れ、脈の乱れが自覚症状。この心房細動は起こる時が単発的であり発見し辛いのが問題。発見するためには24時間監視が必要で、ホルター心電計で計測するそうだ。
見付かった場合、抗凝固薬であるワルファリン、新しい薬を使う。特に、心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病の人、過去に脳梗塞を起こした人は投薬が進められる。
頸動脈狭窄は、首の所の内頸動脈への分岐部で動脈硬化を起こしやすいが、その部分で出来た血栓が原因。検査としては頸動脈エコー検査で超音波を当てる事で見付ける。狭窄の起こり方としてはプラークが不安定な方が問題。検査推奨者は、50歳以上、高血圧、糖如舞踊、脂質異常症の人が対象。勿論、過去に脳梗塞をおこした人も対象。
狭窄度が低い人は、生活習慣の改善、スタチン・降圧薬で対応する。狭窄度が中程度の人は抗血小板薬を追加、狭窄度が高く70%以上の人は外科的治療を適応する。方法は、手術でプラークを剥ぎ取る方法、或いは、ステントで狭窄部を拡げる方法を摂る。
脳動脈瘤は破ける前に見付けるのが鍵。家族歴のある人は検査を受ける事が望ましい。基本は破裂リスクを下げる事。高血圧・喫煙の抑制が大事。6ミリ以下の動脈瘤が小さい人は経過観察で済ませるが、7ミリ以上の大きい人は治療が必要で、外科的治療としては、開頭手術で瘤をクリップで留める方法、カテーテルでコイルを瘤に詰め込む方法を摂る。
基本は、早期治療を受ける事が大事。遅れる程、生命に危険が及び、後遺症リスクがたかまる。治療が進歩しても時間的な制約を超えるものではないので、兎に角、症状検知したら即診療が大事。
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