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2015年11月 8日 (日)

不動産建築物品質

姉歯設計事務所の建築計算書偽装から久しいが、三井住友建設がらみの偽装データで工事が不良化したマンション、、、、、

このような建築物の不良は、施工直後には判りづらいもの。工事が終わって暫くしてから異常が現れる。建物が傾いたり、歪んだり、、、多くは基礎部分が怪しいのが原因。

マンションの基礎杭が岩盤に到達していないとは驚きだけど、一般の戸建て住宅でも、結構似たような事例を聞く事がある。

小規模開発では谷を埋めて数区画の宅地を造成し、住宅を建設するという例も少なくない。造成された宅地の盛り土の量は、改めてみるとハンパ無いモノも結構ある。2~3mの盛り土なら基礎杭を打てば大抵は問題は発生しないが、盛り土が十数m以上の開発も少なく無い。
近所でも谷を埋めた部分に立てられた宅地では30m近い盛り土の上の宅地もある。

そういう宅地に建築された住宅は場合によっては、建具の立て付けが悪くなり、ドアが閉まらないとか、ボールが転がるとか、そういう話をよく耳にする。
原因を聞くと、杭の長さが足らず、固い地盤に到達していないのが原因だとか、、、昔の段々構造の団地も段の高さが十数メートル、しかし、昔の家故に杭なんて存在しない物件も少なく無いが、そういう家も傾いて不思議ではない。

しかし、こういう問題は、建築後暫くしないと判らない場合が多い。中小工務店の建て売り住宅だったりすると、下手すると、工務店自体が消滅したり、、、そんな場合も有り得る。結構、深刻な問題だ。

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