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2015年11月24日 (火)

最近のLED灯火器

最近の乗用車の灯火類、ヘッドライトもHID化、LED化が進みハロゲンバルブは少数派、テールライトもLED化が進んでいる。テールライトのLEDは、昔の小さなLEDを並べていたモノから、チューブLEDのような特殊なバルブを配置したものが多いようだ。

一寸前までは、先進的でファッショナブル、、、、そういう印象を持っていたけど、最近は逆の印象である。テールライト自体の光り方が、果たして、線状で環状の光源が適切か?というと、そうでないような気がする。今時の国産車ならハリヤー、フォレスター辺りのテールライトも第一印象こそ未来的な印象だけど、線状、環状光源がテールライトとして機能的?というと、必ずしもそうでないように思う。今のメルセデスのEクラスのテールライトも一見高級っぽいけど、機能から言えば、それはベストか?というと違うような気がする。大事なのは、後続車両に車幅を正確に伝え、そして、制動時に光量、光域に明確な違いを後続に伝える事であり、そういう意味では、環状尾灯で環状構造内部の制動灯が点灯するというのは、後方から見たら光域の変化が少ないように見える。となると、従来ながらのバルブタイプで、尾灯は2灯、制動灯で+2灯、そして光源に一定の距離が与えられているという方が判りやすいような気がする。

LED光源というとメンテ不良で劣化ナシが売り言葉だけど、古いLEDライト装着車両で小さなLEDが集められて光域を確保しているモデルの点灯状況をみると、少数のバルブが発光していないような車両も少なく無い。

このような車両毎にランプアッシーと一体化した構造では、バルブの交換ではなくアッシー交換となるが、古くなる程、パーツ交換経費の割高化も進むように思う。

となれば、従来のリフレクション式で前照灯も尾灯も汎用バルブで提供されたモノの方が結局は優れるような、そんな印象である。同じLEDによる省電力化を図るのであれば、従来のハロゲンバルブでバルブ部分のみをLED化した汎用バルブに置換する構造の方が合理的なように思う。

今時のモデルは、デイタイムランニングライト、ポジションライトもLEDで特異な形状を採用しているが、最初の印象ほど先進さは持続しないのではないだろうか?個人的には、通常の汎用バルブを用いた灯火器の方が有り難い。

車で言えば、次期愛車候補最右翼のデミオ15MBがハロゲンヘッドライトというのは非常に嬉しいポイントだ。

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