お手製ワンオフ手段
単車のワンオフパーツの場合、比較的強度重視で製作するので、板モノでは厚肉のジュラルミンプレート、それ以外ではSS材を溶接、カラー系はステンレスの旋盤加工というパターンが多い。
一方で、自転車のワンオフパーツの場合は、そういう傾向にはならない。ジュラルミンを削り出すにしても素材肉が頑丈すぎて、本格的なNC加工機が無い限り、メーカー出荷品のような緻密な造作を実現することは不可能。アルミパーツの場合は、小物限定でしか製作しない。大物となると素材肉厚の関係で生まれる大量の余肉、余肉を無くす場合は、物凄い工数が必要となるからだ。
そんな場合、何を使うか?というと、自転車の場合は2mm弱の厚みのステンレスプレートを用いる事が多い。単なる平板では強度的にアウトだけど、リブ加工して板金製作すれば比較的大きな空間容積を占めるモノが割と軽量に製作することが可能だからだ。
我が家では旧DAHONのSPEEDフレーム用のFメカホルダー、パナソニックのレ・マイヨW用のFメカホルダーにステンレスを板金加工することで製作している。
ジュラルミンブロックは、旧DAHONのSPEED用リアブレーキオフセットアダプター、HARPのCM-1000用のリアキャリパーオフセットアダプターの製作の際に利用している。ブロックサイズは10mm×15mm×25mm程度のサイズだ。
何でもかんでもアルミが一番、、、、まぁ、それで手間を掛けるのもアリだけど、手間と工数を考えて板金細工も多用したりしている。
| 固定リンク
コメント