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2015年12月10日 (木)

認知症の予防と改善

NHKスペシャルでの話。認知能力の低下は、加齢等によってもたらされるが、その低下が生活に支障を来すレベルに陥った状態のことが認知症と定義されている。しかし、認知症状態に急激に陥る訳ではなく、生活に支障は来さないレベルの認知能力の低下した状態を経て認知症に陥る訳であり、手前の状態をMCI、軽度認知障害という状態というらしい。

そして、MCIという状態であれば、認知症への移行が予防出来るという事が判ったそうだ。因みに、MCIからの対応では、40%が症状進行を食い止める事が出来て、10%が改善する事が出来たそうだ。大事なのは、MCIからであれば改善可能という事で、MCIという状態を検知する事。このMCIという状態の正確な検知がこれまでは難しかったのだ。

そこで、MCIを経て認知症に到るまでの変化を観察する事で、それと関連する何かが見つけられないか?という研究の結果が、番組で紹介されていた。

MCIを経て認知症に到る過程においては、顕著なのは、脳の萎縮である。脳が萎縮した結果、どうなるか?脳が萎縮すると、脳内ネットワークが衰えるそうだ。脳内のネットワークが衰える事で、調和機能を失う、これが認知症に到る訳だが、脳内ネットワークをフル活用している日常行動が判ったというのが、この番組の勘所のようだ。
脳内ネットワークが衰えると、空間認識、平衡感覚等々といった様々な機能の連携に障害が発生するが、この機能をフルに活用する日常動作、これは歩行動作だという。
歩行動作は、身体のバランス、予測を行うために非常に高度な能力なんだそうだ。
この歩行動作の衰えが、脳内ネットワークの衰えと連動している事が発見されたという。

そして、脳内ネットワークの衰えは、歩行速度の低下によって検知できるそうで、それは、毎秒80cmの歩行速度を下回ると危険信号だという。この毎秒80cmを下回ると脳内ネットワークに異常を来している可能性が高いという。但し、歩行能力の低下が、膝の故障といった原因の場合は除外し、あくまでも筋力、関節、骨といった部分に異常が無いにも拘わらず、歩行が遅くなったら危険ということ。なお、MCI判定は、次の8項目中3項目に該当する場合も該当するそうだ。

(1)外出するのが面倒
(2)外出時の服装に気をつかわなくなった
(3)同じことを何回も話すことが増えたと言われる。
(4)小銭での計算が面倒 お札で払うようになった
(5)手の込んだ料理を作らなくなった
(6)味付けが変わったと言われる
(7)車をこすることが増えた

そこで、これを鍛えるのが予防に有効とのこと。これを鍛えるには、日常的な動作で歩行歩幅を広くとるように心掛ける事が良いそうだ。

因みに、脳内ネットワークの衰えというのは何か?といえば、それは、脳内神経細胞体の連携が失われる事。つまり、神経細胞が死滅するのが原因だが、この理由は、脳内における微少出血が原因で、極細い微少出血が周囲の神経細胞を死滅させるのが原因だという。そして、脳内ネットワークを復活させるには、微少出血の防止と、出血に到った細い血管の代用血管を生成させる事が鍵だという。つまり、血液中にVEGF(血管内皮細胞増殖因子)という物質が多く放出させ、傷ついた血管の代わりに新しい血管をつくるよう促す。このような状況が作れれば、BDNF(神経栄養因子)という物質も増える。この物質は脳内で新たな神経細胞が生み出されるのを促すという。こうして脳内ネットワークの繋がりが強くなると考えられるのだ。その鍵は、心拍数で120bpm程度となるような軽い運動が有効だという。なお、運動時に思考を加えると更に効果的とのこと。

このような効能を期待するには次の生活管理が有効とのこと。

(1)早歩きなどの有酸素運動。週3回・1日30分程度
(2)軽い筋力トレーニング
(3)食生活の改善。塩分・脂肪を控える。野菜・果物・魚などを積極的にとる
(4)記憶力のトレーニング。週3回・10分程度
(5)血圧管理・健康診断・健康相談など

まぁ、自分の場合、筋トレ、有酸素運動、日記といった活動を毎日行っているので、正に予防的生活を実践しているので、当面は安心。

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