寿命が延びる?
なんと、ある遺伝子が取り除かれると、寿命が60%も延びるという話とのこと。
アメリカの研究機関であるザ・バック・インスティテュート・フォー エイジ・リサーチとワシントン大学の共同研究では、約4,700の酵母細胞から特定の遺伝子を1つずつ取り除いていき、その結果もたらされる細胞への影響を分析した結果から得られた結論とのこと。
判断の指標は、親細胞が分裂を停止する前にどれだけの子細胞が生成されるかを用い、結果、238種類の細胞が寿命の延長に関係していることが判明したそうだ。その中で特に注目なのが、「LOS1」という遺伝子で、ヒトにも適用可能であり、効果としては寿命を60%延ばすという話。
「LOS1」の除去は、寿命を延ばすのに効果的と言われているカロリー制限と同等の効果を有するという話だ。
まぁ、現実的には、或る細胞の遺伝子除去が関わる全ての活動に如何に影響するか?迄の話ではないのだが、このチームでは、この新しい知見に基づく研究開発を進めていくとの事。
体内の組織、細胞の活動は、要はバランスを保ちながら機能しているものであり、在る部分の変化を切っ掛けにトータルで新しいバランスを保つようにシフトしていくようなものであり、この遺伝子の除去が、新しいバランスに移行した結果、個体としての寿命が如何に変化するか?迄は、おそらく突き止められていないだろう。
大事なのは、バランスであり、案外、バランスを取って得た最高の解というのは、現在の最高齢の人の寿命という事に帰結するような気もする。
確かに、平均寿命が80歳で、最高齢が110歳だとすれば、寿命は30年のプラスである。80歳から30年延長となれば、37.5%の延長ということ。恐らく、自然現象をヒントとした最高の結果が、この辺りではないだろうか?
部分的な仮定の最高期待値として60%、そして実現可能な数値が+37.5%、こんな感じだろう。まぁ、全ての人で寿命が最大で37.5%延びるという事が得られるならば、凄い事なのは間違いない。平均寿命がもしかしたら30年延びる、、、かも知れない。
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