古くても2ストローク500cc
今年に入って、結構手を加えた。プラグを新品、コイル、プラグコード、プラグキャップ、CDIはストックで使用頻度の少ない(1987年頃調達)予備品に交換、キャブはOH、スタータープランジャー周りのOH、チェックバルブの清掃とオイルラインへ追加していたチェックバルブの交換、キャブの同調、エアクリフィルターの交換、エアクリ、ダクトの清掃、金網の清掃、SAECローターの清掃、チャンバー内の清掃、バッテリー交換、前後タイヤ交換、FフォークOH、Rサスのダンパー交換、車高調ロッドの交換等々だ。
我が家のガンマは入手が1987年だけど、基本的にエアフィルターレスで使った事はない。豚鼻も装着状態、金網の装着状態である。理由は、タンクを浮かせて豚鼻、金網を取り除くのは異物混入のリスクを嫌って行っていない。
なお、ピストンリングは7000km毎に交換している。チャンバーはスガヤだけど、これは車両入手翌年に装着。数年前に排気騒音低減を目的にR1-Zの純正サイレンサーを流用装着している。
で、最近はキック一発始動OKでアイドリングも安定し、失火兆候も見られない。持病のクラッチの切れの悪さも無い。クラッチの滑りも無い。比較的コンディションは良好だ。
ローでアクセルオープンすると7000rpm辺りからフロントが浮く。セコでもフロントが軽くなる。通常走行では上限を11000rpmに抑えているが、正直、その辺を走ってアクセルを全開にするのは、未だにチョット怖い。ロー、セコ辺りでのフル加速は、今でもチョット怖い感覚がある。峠で全開、、、、なんて、基本的に出来ない。パワーバンドの入口近辺を使って走るだけで十分以上。
2000年代以降のメガスポーツ、SS系とツーリングに出掛けてもロー、セコの範囲で顕著な後れを取る事は殆ど無い。絶対的、総合的には敵うはずも無いが、機械の限界以前に乗り手のビビリミッターが先に作動する。ロー、セコ、サードの範囲なら今でも十分以上に速い気がする。サード全開で高速道路の制限速度の1.5倍程度は出るので、それ以上のギアポジションで全開にする事は無いし、それ以上のギアポジションで全開すると、エンジンパワーよりも車体の華奢さが問題で乗りづらくなるし、エンジン自体の耐久性も心配なので、ロー、セコ、サードで遊ぶレベルで十分だろう。
我が家のガンマ、恐らく比較的コンディション的には良好な状態なんだろうと思う。
ガンマの初期型のデビューが1985年だから生産年次から見れば30年落ちである。30年前のミドルクラスの単車が、現行の車体と比較して、乗り手から見て劣っている感を与えさせないのは、或る意味、驚異的とも言える。絶対的な出力値よりも、軽さとレスポンスの良さが、そう思わせているのだろう。
但し、今の時点から新たにガンマ生活を始めるには、ベース車両の状態もあるので結構リスクがあるかも知れない。取り敢えず、酷い状態でもエンジンが掛かるので好調な状態とは?が判らないのは辛い。
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