生活四駆
今シーズン、初の積雪を記録。自宅から出社する前に、子供を団地の下まで車で送る事にした。途中、ちょっとした下り坂に差し掛かると、下から上ろうとした車が放置されていて、ドアミラーが破損した状態。恐らく、積雪によって登坂不能となったのだろう。
そこを通り過ぎて団地下で子供を下ろして、今度は団地を越えるために向きを変えて登坂に向かう。
すると、団地内の幹線路の上り坂で、ボンゴバンがバックで下がっている。良く見ると、後輪が空転状態で後退、、、つまり、スリップして下がっているのである。
その車が下がりきるのを待つために、路地から幹線路に出る上り坂の停止線で停車していたけど、坂道発進を試みると、なんと前輪が空転して登坂出来ず、、、、
まぁ、生活四駆なんで、前輪の空転を承知の上で発進を再度試みると、若干のタイムラグの後に後輪に駆動力が伝わり登坂路の坂道発進に成功。団地の坂道の下りでは、慎重に走行。
過去に乗ってきた四駆、ジムニー、シエラ、エスクードではパートタイム式四駆、エリオでは前後減速比が異なるデフを搭載した生活四駆、プロボックスでは全く普通の生活四駆である。積雪路での走破性は、エスクード等>エリオ>プロボックスの順だ。エリオはビスカス四駆でも減速比を前後で違える事で、ビスカスカップリングが常時引きずる状態で駆動力を分配する構造。燃費では不利だけど安定度は増す。この方法、ランボルギーニの4WD、アウディのR8と同じ方法である。シンプルながらも確実な方法だ。
まぁ、雪道の登坂程度なら、普通の生活四駆でも取り敢えず登坂可能。この取り敢えず登坂可能かどうか?が生活する上では一番重要。
なお、この積雪のあった日、凍結すると登坂困難な車が多発する恒例の場所があるけど、眺めていると、FFのMPV、軽の箱バン、タクシーのコンフォート等数台が登坂が出来ない状態となっていた。それに対し、生活四駆だろうとなんだろうと、四駆のモデルは普通に走行していた。日常のちょっとした場面の、ちょっとした走破性の差は、年に一度だろうと、その違いは顕著なようだ。
今のプロボックスに乗り換えて、初めてメリットを享受できた日となった。
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