景気の終着点は?
このところ、世界同時株安気味に経済状況が進行中。原因は色々言われている。中国経済の失速、原油安等々だ。この経済の不安定化前の好況な状態が標準と考えるから、今の変化を景気が悪化しているかのような印象を受けているだけのような気がする。
何処を標準と考えるか?によって、印象は大きく代わる。
中国のここ十数年の経済政策による影響を受けた状態を、標準的な状態と考えれば今の状態は最悪かもしれない。
でも、中国の最近の十数年間の経済政策、発展が、良好なモノで標準的なモノと考えて良いか?を考えると、必ずしも、そうではないように見える。
ここ十数年間の変化は、中国が上海万博、北京五輪に向けて進めた政策によってもたらされたモノであり、その祭りの後の暴走的な政策によって今に至っているだけのようにも見える。
健全性という面で考えれば、万博、五輪に向かう前の方が正常だったのかもしれない。地道ながらも堅実な足取りで進めていた時代の方が良かったのかも知れない。
何処まで戻るか知れないが、もしかしたら、世界経済の状態は1997~1998年頃の状態に一度戻るかも知れない。
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