癖、個性
今時の単車、兎に角、扱いやすく、乗り易く、、、、これが基本で整えられている。電子デバイスを始めとした安全、安心のためのの先進装備の介在、介入はあらゆる場面に見受けられる。
しかし、その先に残るものは何か?というと、最終的には、非常に扱いやすいフレンドリーな機能しか残らなくなるのでは?というのが個人的な感想。
癖を承知の上で、それにも勝る機能を優先してモノを選ぶという考え方の方が個人的には好みだ。その上で、如何に癖や個性を攻略するか?が楽しみのようにも思う。
2ストロークの吹け方、ビッグツイン、シングルや4サイクルのビッグバイクの強烈なエンブレ、、、まぁ、今時は2ストロークは存在していないから、それようのデバイスなんてものは存在しないが、エンブレのキャンセルなんて今時は当たり前の装備、最新のSSでは、TCSの進化の度合も凄まじい。滑らせない、ウイリーさせない、寸前のところで機械が全てを処理してくれるようだ。
将来は、ABSが必須装備とされる事も確定。
しかし、個人的には、癖や個性は大事なものとして残すべきのような気がする。エンブレの掛からないビッグツインなんて何が楽しいのか判らない。
強烈な癖というのは、本来は強烈な特徴のセットで受け容れるべきモノ。癖によるネガを消してしまう事で、誰にでも機能や特徴を安全に提供するという考え方は理解出来るが、癖を受け容れて扱う技量や経験が、機能を体験するための必要条件として求められるという考え方の方が、楽しみ味わう上で大事なような気がする。
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