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2016年1月 2日 (土)

骨粗鬆症とは?

身近なところでは、ちょっとした転倒等で簡単に骨を折る人が少なく無い。高齢者に限らない。同世代、若年世代を含めてだ。

で、そんな骨が折れやすいというと、骨粗鬆症。これについての話。

骨粗鬆症は、骨の強度が低下して骨折しやすくなる症状。骨がスカスカになっているのが最大の原因。患者数は1280万人だが、女性が980万人、男性が300万人となっている。高齢者の病気という印象だけど、女性50代でも20人に1人の割合、60代では5人に1人、70代で5人に二人だという。

そんな骨を強くするには、骨の成り立ちを理解する。骨というと、カルシウムだけど、カルシウムがあっても折れやすい場合がある。実は、骨密度のカルシウムに留まらず、骨質であるコラーゲンも重要ということが判ってきたのだ。骨というのは鉄筋コンクリートと同様で、コンクリートをカルシウム、鉄筋がコラーゲンに相当する構造となるそうだ。このコラーゲンも非常に重要なのだ。コラーゲンはタンパク質から出来ているので、基本はタンパク質を摂取する必要がある。
そもそも、骨は代謝して古い骨を破骨細胞が骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨を作るというシステムで成立している。この破骨細胞と骨芽細胞のバランスが非常に重要なのだ。破骨細胞が壊した箇所で骨芽細胞が作る訳だ。

骨粗鬆症が起こる原因、これは何か?というと、一つは加齢。カルシウムの吸収機能が低下するのが最大の理由。カルシウム不足になりやすいのだ。女性の場合は閉経。女性の場合は、閉経でエストロジェンの分泌が低下して骨粗鬆症が進行する。男性の場合、男性ホルモンの現象は穏やかなので急変とはならないのだ。次がダイエット。過度のダイエットをすると、骨密度が高まらない状態、最大骨量が低い状態になってしまうのも大きな原因だという。他には、運動不足、痩せすぎ、喫煙・過度の飲酒、糖尿病・慢性腎臓病等の生活習慣病もリスク因子となっている。

骨折しやすい場所、高齢者の場合は転倒が原因で、太股の付け根が骨折する場合が多いそうだ。頚部骨折が該当する。骨折すると、筋力低下、歩行困難というループで寝たきりになる場合もあるそうだ。腕の付け根、手首の骨折も転倒で起こりやすいそうだ。

転倒しなくても骨折する場合があるが、それは背骨。背骨の圧迫骨折も起こりやすい。切っ掛けはクシャミなんてことも、、、、

チョットした転倒で骨が折れる、、、、男女に限らず、運動不足、持病、栄養不足が思い当たれば骨粗鬆症の可能性も、、、、用心が必要だ。

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