車載工具
自転車に乗っている時、嵩張らない程度の最低限の工具は携帯している。単車の場合も基本はそうだ。しかし、自動車に乗っている時は、そういう意識は特にしていない。備え付けの車載工具があれば、その程度であろう。
モノの信頼性という面を考えれば、自動車には工具なんぞ不要という考え方が根底にあるからだ。単車の場合も、近場を運転する時には車載工具を意識することは無い。
でも、自動車に乗っている時の方が工具が必要な事態に遭遇することが多いようだ。車で移動する場合、一人だけで行動しているとは限らない。誰かと行動することもある。出先で、いろんな場面で出会すこともある。自転車、単車の場合、活動エリアが限定されるから、工具の種類も最低限でOKだけど、自動車の場合、活動エリアが限定されず、遭遇する事態も色んな可能性を含んでいる。にもかかわらず、良く見れば自動車の車載工具というと、非常に陳腐なもの。プロボックスの場合、何処に車載工具があるか?も、実は定かではない。
但し、大袈裟な工具セットを搭載するつもりも無い。ということで、アーレンキーセット、モンキー、プライヤ、ドライバー、ニップル回しをグローブボックスの中に袋に入れて放り込んでいる。
まぁ、一番の切っ掛けは、とある出来事。それは、車を前方から突っ込む事で駐車する私有地駐車場だ。当然、出庫する際はバックで切り返しながら出るのだけど、ハザードを点灯させて切り返しながら出庫している最中に、車両の前方、私有地駐車場の奥側の隙間にオバサンの乗る自転車が突入してきて車に当てられた?当たった?という出来事。
私有地故に、そこに入るオバサン故に文句を言おうと思ったけど、オバサン程怖い生き物は居ないので、素直に謝って110番しようとすると、110番は困ると意固地に拒絶された。そして、自転車の調子が悪いとか、、、衝突痕を見ると、自転車のタイヤがバンパーに擦った痕が付いている。そこで自転車のホイールをチェックすると、なんと、前輪のハブナットが手で緩む状態、、、、、、オバサンに、チョット、この部分だけでも直そうよ!と言うも、そのまま、、、
お巡りさんを呼ぶか、或いは、名前と連絡先を教えてくれと頼むも、全て意固地に拒否されて、そのまま帰って行こうとする。取り敢えず、手持ちのペンチで握力の限りで締まる範囲で締めては見たけど、アレって、アウトだろ、、、
その際、思ったのは、車に工具でも乗っていれば簡単に対応出来たのに、、、という事。
まぁ、現実に活躍する場面は多くないかも知れないが、この度、簡単な応急処置なら処理できるレベルの工具は直ぐ取り出せる位置に搭載してみた。取り敢えず、安心である。
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