脳力アップ大作戦!
もの忘れ、、、これが怖い。ところが、脳の力は必ずしも加齢によって衰えるとも限らないという。脳の若さは、ライフスタイルと大きく関連性を持っている事が判ったそうだ。
それを明らかにするというのが、NHK、団塊スタイルで取り上げられていた。
基本、脳は使えば使う程発達するという。そんな脳の若さを保ち、脳の力をアップさせる方法が紹介されていた。
先ずは、歳をとっても若々しい方の脳は?を調べてみたそうだ。97歳の女性、一人暮らしで30年以上、そして料理も毎日三食作っているそうだ。更に、未だに現役で仕事をしているという。結果、目や足腰は衰えたものの、脳はバッチリだという。そんな人間の脳は1000億の細胞から為っている。細胞は神経細胞体が軸策によって結合された形態を保っている。脳の灰白質部に集中しており白質で細胞の連携が行われている。白質が活発に使われる程、脳が活性な状態だという。団塊世代の脳を比較すると、白質中に活発に使われていないエリアがある人もいるという。白質を如何に活発に使うか?が大事なのだが、白質も使わなければ衰えてしまうという。それは、脳の画像を見る事で判定できるそうだ。因みに、認知症を患うと白質は殆ど使われなくなると言う。そして、白質の活発度は、加齢に連動しないそうだ。歳を取っても使い続ける事で白質は活性状態が維持されるのである。
55歳の管理職という人の脳も案外白質が使われていない状態だったりするそうだ、、、、あ~、怖い。
一方で、97歳の女性の白質は活性化された状態だが、この方は、毎日文章を生み出したりする作業を日常的に行っているという。それ以外にも、家庭菜園で野菜を作ったり、昆虫、花の観察をしたりするという。趣味を大事に好奇心を捨てず、生活の活力を保っているのである。
脳を成長させるのは、脳に様々な経験を積ませることだという。脳は作業に慣れてしまえば考えない特徴をもっている。そのために、生活パターンがワンパターンになった途端に成長を失うのだ。脳がオートマチックに為るとダメなのだ。
ところで、脳の衰えの尺度というと、記憶力が上げられるが、記憶力は如何に保たれているのか?の検証も行われていた。比較は、高齢者夫婦で同居して家事を行わない男性、一方は高齢者住宅で全てを自分で行う方。比較検証では、目立った差異を見られず、別の分類で差異が見られた。分類とは、日常生活の中で、外界、自然とのふれあいの頻度による影響が大きいようであった。視覚情報の記憶確保で大事なのは、新鮮な視覚を刺激として取り入れる事という。回り道、冒険、探険、、、これが鍵だという。
耳からの情報に対しては、遅延記憶が重要で、思い返して議論出来るのは記憶力が非常にあるということが判るそうだ。
集中力も記憶に大きな影響を持っており、前日の食事が思い出せないのは、漫然とした行動が原因だという。記憶は基本的に頭の中で納戸も復唱しなければ思い出せないという。
大事なのは、集中力と記憶力。集中出来る人ほど、遊べる人。遊べる人は集中出来る人と言う事。遅延記憶を保つには、何かと関連付ける方法も有効。関連付けでの記憶は出来事記憶というらしい。
そんな記憶力、脳力を高めるには、実の脳力の伸びしろにある。方法は、今迄行ってこなかった事にあるという。なぜなら、未経験こそ発見の宝庫だからでもある。何か新しいライフスタイルの変化が脳力を高める事に大きく貢献する可能性があるという。
脳の力を高めるには、何か新しい体験、方法に接する事だという。脳の中に如何に新しい情報を入れるか?が鍵となる。先入観に捕らわれず、新しいトライを行う事が大事なのである。
最後は、脳力アップのエクササイズの紹介。
踏み台昇降をしりとりしながら行う。1日30分、週に三回以上行うと効果的だそうだ。
まぁ、団塊スタイルという番組故に、実際には還暦以上の人向けだろうけど、50代に突入した自分にも参考になるところがある。何か新しい事を還暦以降では取り入れて脳力を保っていきたいものである。ライフスタイルチェンジ、これがキーワードのようだ。
ところで、この番組では、55歳管理職の人の白質は結構衰えていた事が紹介されていた。管理職になると、確かに暇である。定型的な作業だけで、クリエイティブな作業は皆無である。サラリーマンで管理職になると暇になって、それに慣らされて、引退したら抜け殻で何も出来なくなるパターンなのかもしれない。退職後、認知症発症って人が多いのも、そういう理由かもしれない。
管理職になると、暇になる、、、、暇になると暇な時間を有効活用して脳の活力を最大限とするような思考の転換が必要なのかもしれない。ライフスタイルチェンジとは、管理職になった時に行うべきなのかもしれない。管理職になったら、仕事は忘れて好きな事に時間を費やし、脳の活動、思考も好きな分野に打ち込ませる、、、これが脳力維持の秘訣かもしれない。管理職になったときに、価値観を会社から自己に向けるというライフスタイルチェンジが必要ということなのだろう。管理職に40歳でなったとすれば、そこが人生の転換点とも言える。そんな気がする。
自身、管理職になってから趣味復活+日記付けを行っているが、これが良いのかも知れない。因みに、ブログは40歳から始めたけど、10年間、ほぼ毎日作文している。思い付いた事を文章化する。気になる情報を速記転写する。指先を動かす量はハンパ無い状態。ゼロから文章を起こす、イベントに感想や知見を加えるのは結構頭を使う作業だけど、これも脳力維持には、恐らく効果的の筈だ。恐らく、筋トレ、有酸素運動も効果的な筈。管理職になって以降、脳を使わない時期に使わせるためのライフスタイルチェンジは、ほぼ完璧に実践中だ。
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